民主党の福山哲郎政調会長は12日のNHK番組で、沖縄県・尖閣諸島を巡る中国との対立などを念頭に、武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」に対応するための「領域警備法案」を今国会に提出する意向を示したそうです。自衛隊による領海警備などを可能にする内容で、与野党に協力を呼びかける考えのようです。

 福山氏は「日本の領域・領海をどう守るかを国民が不安に思っているのに、政府は法制整備を先送りしている」と批判したそうです。現行法では海上自衛隊は外国艦船の侵入に対処できるが、民間漁船などが押しかけた場合は海上警備行動が発令されなければ対応できず、海上保安庁が対処しているそうです。

 一方、福山氏は政府が集団的自衛権の行使容認に合わせて策定した「武力行使の新3要件」を「歯止めが利いてない」と述べ、より慎重に対応すべきだとの立場を強調したようです。

 グレーゾーンとはどういう状況なのかが判りませんが、今色々中国が尖閣に来ているのはグレーなのか、そうでないのか人民海軍が出てきたらグレーなのか、普通に発砲できるようにすればいいが、防衛予算上げてもいいのなら別だが、警備させていたら人員も装備も足りない。グレーゾーンの定義も判らんのに、こんなのに乗る方が間違いかとも思います。

現状の漁船が来ている状態なら海保で充分だという意見もあると思います。別にこんな法案無くても警備可能では無いのですか。グレーゾーンなんて日本も中国も主張してないと思います。

現行では、中国漁船に対して、日本の海保が出動し、中国側の海警がまた出動する。この新法では中国漁船に対して海自出動すると、中国海軍と言うことになる。中国海軍を早期展開する口実を与えることになる。新法ができたら漁船で自衛艦を引っ張り出せることになる。

自分達で法案を出しといて自民党が乗っかったらいきなり手のひら返して反対し始めるかも知れません。ただし、珊瑚盗まれているようですから、いい案だし民主から出たのが驚きですが、賛成意見が少ないのは、民主党への信頼感のなさにあるかも知れませんが、ただこれは与党も考えるべきだと思います。