最後の建築家と言われるルイス・カーン。偉業をなす男はその行動も規格外らしい。その顔には子供の頃の事故で大きな火傷の痕がある。火傷を負ったとき祖母はこれでこの子は強い子になると言ったそうだ。恐るべしユダヤ民族。(中傷ではなく)その死に様は多額の借金を背負い破産状態で、駅のトイレでのたれ死んだ。73才で。それも身元不明者として。これはカーンの愛人の子供、唯一の男の子であるナサニエルが約30年前に自分が10歳の時に死んだ父を探す旅である。フィリップ・ジョンソンはじめ多くの生前のルイスを知っている人に会い、父が設計した建物を訪ねる。
代表作であるソーク生物学研究所(ポリオワクチンを発明したソーク博士が特命でルイスに建築を依頼した)を訪ねて、ナサニエルが中庭でローラースケートをする場面がある。僕はナサニエルが初めて父のふところで父に見守られながら遊んでいるような気がしてとても好きなシーンです。
バングラデシュでは、現地の人が世界一貧しい国に世界一の国会議事堂を作ってくれたと泣いていた。これはルイス・カーンの業績を紹介する映画ではなく、父と子の物語です。多くの人に観て欲しい。
代表作であるソーク生物学研究所(ポリオワクチンを発明したソーク博士が特命でルイスに建築を依頼した)を訪ねて、ナサニエルが中庭でローラースケートをする場面がある。僕はナサニエルが初めて父のふところで父に見守られながら遊んでいるような気がしてとても好きなシーンです。
バングラデシュでは、現地の人が世界一貧しい国に世界一の国会議事堂を作ってくれたと泣いていた。これはルイス・カーンの業績を紹介する映画ではなく、父と子の物語です。多くの人に観て欲しい。