スクブ御嶽(うたき) | 沖縄の裏探検

スクブ御嶽(うたき)



沖縄市登川(のぼりかわ)1丁目の住宅地の中に『すくぶ公園』があります。
この公園にはカルスト残丘地形の小高い森があって付近一帯からよく目立ちます。森の頂上近くに拝所があってその拝所がスクブ御嶽と呼ばれています。
『スクブ』は『籾殻』の事で、この近くに住んでいた三人の力持ち兄弟が籾殻をここに捨てて山の様に大きくなったという話があります。


公園内には大きな赤い鳥居があります。階段を上がるとスクブ御嶽へ行けます。


階段の横には井戸跡みたいな拝所がありました。


階段をひたすら上がるとスクブ御嶽に到着します。
登川集落は隣接する池原(いけはら)集落から分村して新設した集落です。
この場所は池原集落の古い村があったとされ、その為に旧暦11月11日のウタキマーイで池原集落の村建ての故地として拝されています。


スクブ御嶽の右側に小さな門があって更に上に進めます。


門を入ると上に向かって道があります。


進んで行くと3基の香呂が設置されている場所に着きます。この辺りで標高は約70メートルぐらいです。
そして更に上に拝所らしき物があります。


上には小さな穴がありました。ブロックが置かれて拝所っぽくなっています。
単なる穴ですが、降雨の浸食でできた様な感じがします。

スクブ御嶽には色々な話があります。
池原の古い村があった時代に権力者が住んでいた話や、近年では公園を整備する際に重機がひっくり返る事故があったり、作業員が病気になったという話があってネットでは心霊スポットみたいな扱いをされています(笑)。

住宅街のど真ん中に心霊スポットがあったら怖いですよ(笑)。