栗原恵 2 | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥


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東京、そして山口へ



 今年2月末左ヒザの手術以来、


栗原選手がリハビリのベースとしている


のは、東京の国立科学スポーツセンター


(JISS)だ。彼女はそこで


どんな日々を過ごしているのか?



「月曜から金曜にまではJISS


でトレーニングをしています。火曜日


と木曜日は上半身のトレーニング、


水曜日はプールトレーニング、金曜日は


普段と違うトレーナーさんに来ていただいて、


土日のどちらかは、そのトレーナー


さんのジムでトレーニングをして


います。体幹や股関節回りを鍛え、


最後は走って終わる形が多いですね」



 最初はマットの上でしかできなかった


ことが、すっこしずつ走るトレーニング


が入り、一歩一歩ステップアップ


していると言う。約6か月に及ぶ


リハビリトレーニングを経て、現在は、


栗原選手の身体は、ベストの頃の比べて


どれくらい戻ってきているのか?



「正直、(それを判断するのは)難しい


ですね。トレーニングの中の動きで


あれば、痛みなどはで無くなってきて


いるので、身体のパーツとしての調子は


悪くない。でも、実践に近い形では、


予測できない動きや反射的な動くが増え


るので、それをいかに対応できるかが


今後の課題です」




 今回の取材前の数日間、彼女は山口


を訪れていた。故郷・能美島への


里帰りが目的で無い。母校である山口の


誠栄高校(全・美田尻女子高校)のバレー


部の練習に参加していたのだ。流れの


中でプレーがしたい。チーム練習が


したい。そんな思いから、広島空港へ


飛んだのだった。



「とにかくボールに触りたかった。


ボール練習がしたかった。それで、


広島空港について、唐突に精鋭の先生に


メールしたのです。『今から行きます!』


って。そうしたら、すぐにメール


が返ってきた。『今は外出している


けれど、学校に帰るから、そこから


一緒に練習しよう』と。本当にありがた


いなと思いました。



 チーム練習がしたい。そう思った時、


頭に浮かんだのが母校・誠栄高校だった。


昔からの先生はすべて知っている


ので、遠慮なくお願いできたと言う。


事前に「行きたい」ことは連絡して


いたが、広島空港へ飛んだのは突然の


こと。そんな彼女の行動に、母校の先生は


広い心で対応してくれた。



「1月にケガした後、練習にも出たり


出なかったりの中途半端な時期を


過ごしていたので、それを除くと、約


8か月ぶりの本格的な練習でした」


 母校での練習、そしてバレーボール


ができたことが、ほんとうにうれしかった


のだろう。話をするとき、彼女の顔は


自然と朗らかになる。




「歳の離れた後輩である。」高校生たち


と一緒にボールを触って練習するのは、


すごく緊張しました。まずは、ボール


に触ること自体の恐怖心や、身体が


どこまでついていけるのか


という不安が


あった。もう一つは、練習と言う


ピリっとした雰囲気の中に入っていくと


言う緊張感。そんなさまざまな気持ち


を抱き、練習に入りました」





 普段のリハビリトレーニングで、


1対1のパス練習をすることはあった。


でも、チーム練習の中で、流れの中で


ボールに触るのは全く違うと、


彼女は改めて思った。緊張感のある中


でボールを触れることのできる大事さを実感


したと言う。



「8か月ぶりの練習なので、もちろん


思ったように身体が動かない部分も


ありました。でも、高校生のきびきび


した動きとか、怒られながらも目をキラ


キラさせて一生懸命頑張っている姿を


見ると、ここが原点だなと思いました。


久々の練習が、母校でできて良かった。そして、


すごく楽しかったです」



 栗原選手は母校で3日間練習を


行った。たった3日と思われるかも


知れないが、この練習でつかんだものは、


限りなく大きい。


 そして、母校でのこのたった3日間が、


栗原選手の飛躍の第1歩になると、期待


せずにはいられない。






つづく

備考:この内容は、バレーボール ウーマン より紹介しました。