才色兼備のシンパシー!?
新会社法の施行によって、株式会社設立の門戸が広く開放された。
会社を創るのに必要な事務手続きは、全て自力でできるし、費用も安いとは聞くが、
これがかなり複雑で、ド素人にはとてもとても手に負えそうにない。
そこで、この厄介な手続きは、司法書士なる職業の先生にお任せすることにした。
第1次選考として、ネットで最寄の司法書士事務所を3軒ピックアップ。段取りと
費用と日数の3項目について、電話で丁寧に、しかも図々しく聞き込み調査した。
大阪人ゆえ、当然“ハヤイ!ヤスイ!ウマイ!の3拍子”が判断基準になるのだが、
応対の仕方から、声質と大きさ、会話のレスポンス、かもしだされる全体の雰囲気、
要は、私との相性も審査基準に加えさせて頂き、厳正なる最終選考審査の結果、
見事に勝ち残られた方が、たまたま女性であった。
早速アポを取り、第1回目の打合せに、徒歩5分の先生の事務所を訪ねた。
予想外にお若く美しく、予想通りにテキパキとしてフランク!
とても感じがイイ!当たり!だ。私の人を観る眼、いや聴く耳もなかなかである。
しかも、会社設立日、つまり我が社の誕生日をどうしても獅子座にしたいから、
急いで~!という私の我が儘を叶えるために、休日を返上してまで一生懸命対応
してくださるという。う~ん、ステキな出逢いである!…と一方的に感じていた。
そして、私の感じていたシンパシー曲線が、更に上昇カーブした。
世間話を通じて、プライベートな境遇が、似ていることが判明したのである。
こりゃあ、もう運命!…と思いきや、「ご一緒に呑みたいわ~!」と先生。
そこまで似てますか~?「今から行きます?」の一言をかろうじて、抑えたが、
第1次事務所選考時、御近所からピックアップした甲斐があったというものである。
大阪ミナミの新たな美しき呑み仲間との出逢い!の瞬間である。
先生には、お気の毒かもしれないが、覚悟して頂こう!
