6月26日に山梨県西桂町という小さな町の町長選挙が行われました。私の故郷の山梨県都留市と富士吉田市に挟まれた町です。


当 石田 寿一  1667
  前田 勝弘  1588


◇西桂町長略歴 石田寿一(いしだ・としかず) 67 無新(1) 学習塾経営▽東大


票差が79票という大接戦で、かつ投票率が前回比1.30ポイント下がったといっても、89.07%でしたので、文字通り町を二分する選挙でした。こういう選挙はとても見ているほうは面白いです。


新町長となる石田氏は、下の記事にも「学習塾経営」とありますが、私は石田氏の学習塾に小5~高1の間お世話になりました。(都留市にも教室があったので)私の知的基盤造りに最も影響を与えた人物といってよいと思います。補習塾というよりは、国語の授業でいえば、ことわざを勉強したり、詩集を読んだり、百人一首に熱中したりと、面白い塾でした。名前も「才能開発教育研究所」と言うのです。

石田氏は、もと学生運動に身を投じ(対立候補からは選挙期間中中傷されたようですが・・・)、わけあって、故郷に戻ってきたわけですが、頭のキレは子どもながらにも十分理解でき、怒ると非常に恐かったですね。


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 任期満了(7月10日)に伴う西桂町長選は26日投開票され、川村吉則町長の後継者として立候補した新人の学習塾経営、石田寿一氏(67)=小沼=が、町長を3期務めた前田勝弘氏(71)=下暮地=を79票の小差で破って初当選した。27日、当選証書が付与された。石田氏は渡辺賢亘・町選管委員長から当選証書を受け取り、「活力あり、支え合える町づくりを目指して努力し、有効に財源を使っていきたい」とあいさつ。小差当選について「批判票もあったことを考慮し、十分に対話しながら施策を進めたい」と話した。
 選挙戦では、石田氏は教育を重視したクリーンな町政、エコの町づくりを掲げ、川村町政の継続を訴えて支持を広げた。前田氏は町議10人のうち8人の支持を得て財政再建などで川村町政を批判、返り咲きを狙ったが出遅れが響いた。
 開票結果の町選管確定時間は午後10時15分と、前回07年の午後9時58分より遅れた。同町選管は「計数機を1台増やして2台としたが、投票用紙が湿気を含んでいて順調に作動せず、立会人への50票一束の提出がその都度遅れた」と説明している。
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