さきのブログ
http://pia-eigaseikatsu.jp/title/151404/ ">ゴールデンスランバー

【監督】中村義洋
【出演】堺雅人 / 竹内結子 / 吉岡秀隆 / 劇団ひとり / 香川照之 / 大森南朋 / 濱田岳 / 貫地谷しほり / 相武紗季 / 柄本明 / 伊東四朗 / 渋川清彦 / ベンガル / 永島敏行 / 石丸謙二郎 / ソニン / でんでん / 滝藤賢一 / 木下隆行 / 木内みどり / 竜雷太


http://pia-eigaseikatsu.jp/img/tab/star100.gif " alt="★★★★★" border="0" height="15" width="72" style="border:0;float:none;margin:0;" /> [100点]「映像化して大成功の作品!」

「逃走劇」というので最初他人から誘われてこの作品を観にいくことになった時は「つまらないのではないか?」というとイメージを持って劇場に足を運んだのに、もう4回も大スクリーンに足を運んでいる自分に今「びっくりした」という感じです。

原作には「ネーミングが与える印象・イメージ」といった節が出てきます。「善か悪か」を決め付けたがる私達の心理を良い意味で期待を裏切ってくれるまとめ方に仕上がっていました。

「情報操作」という「この世の恐ろしい現実」を描きながらも要所要所に笑いの部分を織り交ぜながらのストーリー展開・・さすが中村監督。単なる逃走劇であったなら、このようなミステリー作品は一度見ただけで十分なのに、多くのリピーターがいるのは、あえてコミカルな部分とコミカルなエンディング曲を用意したことで、暗い終わり方にならずに前向きな思考を与えてくれるに至っています。



ただ自分も一回目見た時は、正直「ん?あの警官の言葉の意味が不明??」など?だらけで悶々としていたのですが、繰り返し観ているうちに段々とこの作品の奥深さが身に染みて来ました。



キルオ演じる濱田岳さんがこの作品のシンボルとなるでしょう。さすが「キルオ登場シーン」に一番の想いを馳せたという伊坂幸太郎氏があてがきされた「濱田岳」さんの演技に圧倒されました。この作品で彼のことを初めて知ったのですが「キルオ登場シーン」では性別不明(可愛らしいのだけど恐ろしい殺人鬼・・だが主役をくう強烈な存在感を放っていたので)年齢も不詳でした。こんな素晴らしい若手俳優がいたことにコチラが「びっくりした!」という感です!



そして地元仙台がますます大好きになった作品でもあります。おそらく逃走に使われたルートは「人間の足で逃げるに可能なルート」を中村監督が構成していたからでしょう。購入したパンフレットにも『地元仙台の人が見てありえるルートを時間距離なども緻密に計算して撮影した』と監督が話されていたように、チグハグな撮影場所を選んでいたならば、きっとリアリティもなく親近感もなく、やはり一度見たら十分と留まったことと思います。オール仙台ロケを敢行して下さった製作者サイドにもなぜか感謝の気持ちが湧いてきた素晴らしい作品でした。



Posted by http://pia-eigaseikatsu.jp/user/46378/ ">あべる on 2010/04/02 with http://pia-eigaseikatsu.jp/hreview/ ">ぴあ映画生活

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