文化庁は15日、奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の壁画を複製した陶板を公開した。玄武や白虎など四神像を、表面の凹凸も含めて実物大で再現している。壁画は保存のため、08年までに石室内からはぎ取られており、陶板で石室内の様子を知ることができる。16日から同村奥山の奈良文化財研究所飛鳥資料館で始まる春季特別展示「キトラ古墳壁画四神」で展示する。

 実際の石室(高さ約1.1メートル、幅約1メートル、奥行き約2.4メートル)に合わせ、東西南北と天井、床の計6面の陶板を製作。はぎ取り前にデジタルカメラで撮影した画像データなどを焼き付け、色などを精巧に再現した。製作費は約5000万円。

特別展示は6月13日まで。

【関連ニュース】
西大寺:唐人官僚名ある墨書土器初出土 奈良
高松塚古墳:飛鳥美人など一般公開 文化庁、希望者募集
平城宮跡:第1次大極殿ライトアップ 古都の夜空照らす
天皇、皇后両陛下:長岡宮跡を視察
高松塚古墳:保存まずく壁画劣化 文化庁検討会が報告

「手当より仕事」自民、参院選で公約案(読売新聞)
医療ツーリズム、国家レベルのプロモーションを―経産省の報告書(医療介護CBニュース)
ノルウェー・トロムソのオーロラ 天空覆う神秘のカーテン(産経新聞)
<郵政改革>法案骨子発表 ゆうちょ銀行などの業務拡大容認(毎日新聞)
偽装献金事件 首相「来週にはすべて決着」(産経新聞)