【 今 日 の 一 本 】

  イイ食べっぷり。バナナが大好きな猫のマオちゃん








■自らの死の直前に飼い猫の身を案じた飼い主が、               次の飼い主がすぐに見つかるように                   書いた手紙に涙がホロリ……

自らの死を悟った飼い主が、

飼っていた猫の身を案じ、

すぐに良き飼い主が見つかるように

書いた手紙が公開され、人々の涙を誘った。

 
この女性が飼っていた5歳の猫、内気なスージーさんは、

今年5月、女性の遺言通り彼女の死後、

息子によってモンゴメリー郡

動物サービス里親センターへと連れてこられた


オレンジ色の縞模様がチャーミングなスージーさんは、

元飼い主女性が亡くなる前に書いた手紙を携えていた。

そこには将来の飼い主宛に

スージーさんの習慣や性格、

外出が苦手であることなどが綴られていた。




その手紙によれば、

スージーさんは家で一緒に飼われていた犬には

完全に気を許すことがなかったという。

しかもインドア派でシャイな性格から打ち解けるまでに

多少の時間がかかるかもしれないが、

必ずよき伴侶になってくれことを保証すると、

元飼い主からの約束まで記されていた。




 『スージーは少し変わっていますが、

私はこの子と毎日をとても楽しく過ごしました。

人に寄り添うのが大好きですが、

ボス気質もあります。撫でられるのが好きです。

ほとんどは私のベッドで過ごしますが、

私の居場所は常に把握しているようです。

あなたが私と同じくらいスージーと

素敵な時間を過ごせますように」と手紙は結ばれている。

 
スージーさんがこの施設にきた当初、

内気な性格のスージーさんは脱走を試みたり、

スタッフから隠れたりして、

保護施設の新しい環境に慣れることができなかった。

だから一刻も早く引き取り手が現れて

スージーさんが施設から出られるようになりますように、』

と、里親センターのキャサリン・ゼンザノさんは

願っていた。

 
「この手紙がスージーや、

同じ状況にある他の猫たちの助けに少しでもなるのなら、

喜んで公表しますよ。

だって、

きっとたくさんの人々が胸を打たれるでしょうから」と、

ゼンザノさんは語っている。


元飼い主の女性が綴った手紙の封筒には、

「スージーの里親さまへ」とある。






親愛なる友人へ

 私の親友スージーを引き取ってくれてありがとう。

この子は3匹きょうだいとして生まれました。

2010年11月15日が誕生日です。

我が家へやってきたのは2010年12月1日のことです。

この子が新しい家の場所をしっかり憶えたと私が確信するまでは、

家の外には出しませんでした。

家から出た後、4日間も帰ってこなかったのよ。

もう二度と会えないかもしれないと思ったわ。

4日目の晩、ひどい雷が鳴っていました。

雨は降らずに、轟音だけが響いていた。

翌日の朝になってスージーを呼びに行ったとき、

また会えるなんて期待していませんでしたが、

この子は駆け寄ってきました。

一緒に家の中に入って、

それからは私と一緒じゃない限りは外出しようとしなくなりました。

インドア派になったのね。

スージーはどんな人でも、どんな物でも怖がります。

とても臆病な子なんです。

この子が私は友達だって分かってくれるまでには

6~8ヶ月もかかったんですから。

ずいぶん時間をかけて、この子を外に出そうと頑張ってみました。

でも、私と一緒でなければ、表に行こうとはしません。

多分、私が一緒に散歩に行ければ、スージーも外に慣れたのでしょうが、

私は体が不自由なので玄関ポーチから離れるには不安定すぎるんです。

私と一緒にいる限りは、この子もポーチにいます。

この子の精一杯は玄関ポーチの隣にある庭に出ることです。

私が散歩に行ければ、きっとスージーも付いてくるでしょうね。

スージーが家の犬と仲良くなれたら嬉しかったのだけど、

犬とは少し距離を置いています。

それでもスージーは何とかうまくやって行こうと頑張っていたようで、

家に2匹だけにしても、心配したことはありませんけど。

スージーは少し変わっていますが、私はこの子と楽しく過ごしました。

人に寄り添うのが大好きです。

ちょっとボス気質もありますがツンデレで撫でられるのが好きです。

ほとんどは私のベッドで過ごしますが、

私がどこにいるのか、常に私の居場所は把握しているようです。

あなたが私と同じくらいスージーと素敵な時間を過ごせますように。




里親センターのフェイスブックによれば、

スージーさんの里親はまだ見つかっていないそうだが、

センターではこの手紙を公開することで

スージーさんによき伴侶が見つかることを

願って居るそうです。