チョコレートドーナツ(2012年)

予告
Wikiから引用
『チョコレートドーナツ』(原題: Any Day Now)は、2012年のアメリカ合衆国のドラマ映画。
「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画である。
脚本を務めたジョージ・アーサー・ブルームは、モデルとなったゲイの男性を友人に紹介され、彼がその子供を養子にしようとしたらどうなるだろうかと考えて、ゲイの男性が少年を養子にしようとしたときに直面するであろう問題について調査した後、数ヵ月後には脚本ができていたという。
登場人物
ルディ・ドナテロ アラン・カミング
シンガーを夢見るショーダンサー。ゲイを隠さないで生きてきた。
ポール・フラガー ギャレット・ディラハント
ゲイである事を隠して生きてきた弁護士。
マルコ・ディレオン アイザック・レイヴァ
母の愛を受けずに育った知的障碍者。
その他、判事や上司等
あらすじ
ゲイである事を隠してきたポールと、ゲイである事を隠さず生きてきたルディ
2人は惹かれ合いすぐ深い仲へ
ルディの隣に住む知的障碍者マルコの母親が逮捕された
ルディはマルコの事が気になる
ある日、施設へ行ったはずのマルコを路上で発見
そのまま引き取り育てる事を決意するが、彼らに待っていたのは壮絶な差別と偏見だった━。
ネタバレ&感想
1979年とあるゲイバー
ショーダンサー、ルディの見つめる先にはタイプの男性

それに応える男の名はポール

車内でルディがポールにごにょごにょしていちゃつく2人
警察がやってきて銃を向けられるも上手く言い逃れる
ポールは弁護士、頭の切れる男性だ
別れ際にポールはルディへ番号を教え別れた
ルディは廊下を歩いていると隣からいつものように大音量でBGMが流れていた
隣人宅の前に人形が落ちていたので、それを渡しBGMを下げろと忠告
子供の教育に悪いと
男と2人家を出ていく母親
隣に住む子供はダウン症だった
彼ひとりを残して・・・。
昼になっても帰ってこない
見兼ねたルディはダウン症の子マルコを連れてポールへ電話
出ないので職場まで押しかけた
何か助言をとルディ
家庭局に連絡しろと
呆れて帰るルディ
帰ると家庭局がマルコを探している
マルコは施設行き
別れ際にマルコの大事にしている人形のアシュリーを渡すルディ
場面代わりゲイバー
踊るルディ
またポールが来ている
帰りの車中
夜道を歩いているマルコを見つけた
ルディの家へ
朝目覚めるとポールは遅刻
マルコとルディは朝食を摂る

嬉しそうなマルコ
ポールの家で夕食を共に
マルコは好物チョコレートドーナツを嬉しそうにほうばる

マルコを引き取る事を決意したルディ
法廷を言い訳にルディを同居へ誘う
監視権を獲得!
マルコに与えた部屋
ここはあなたの部屋よ
マルコは満面の笑みから嬉しさのあまり泣き出す

マルコの笑顔が眩しくてそれから胸をぐっと掴まれる
マルコは学校へ

3人の生活は目まぐるしく回っていく
寝かしつける時はいつも魔法が使える少年マルコのお話をせがむマルコ

最期はハッピーエンドで
ある日ポールはルディへ録音機をプレゼント
歌って送るんだ
レコーディングするルディ
それをマルコと共に送る
テープへキスをし、おまじないなのよと、マルコへ教える

美しい歌声と3人の楽しい思い出の映像が流れていく

上司から新しい仕事へ抜擢されパーティへ招待される
ルディとマルコも共に

周囲は2人の関係を疑いだす
上司はパーティでの2人を監視していた
上司が通報しマルコは家庭局へ

引き裂かれる2人
ポールは仕事を首に

裁判で申し立てをするも勝ち目なし
最期に藁をも掴む気持ちで永久監視権を争い裁判の準備を進める事に
審問され関係を聞かれたり録音される3人
裁判が始まった
学校の先生やゲイバーの同僚助けてくれる証言をしてくれる
ルディが証言台に
質問に答え続ける
追い詰められ怒り出すルディ
ポールが発言する
一生閉じ込められるマルコを助けたい
この世で背の低い知的障害者を養子にとるのは私達だけだ!
彼を愛している!
場面代わりマルコ
いつでも迎えに来てもらえる準備を
判決
監視権は認められなかった
そこへ1本の電話が
デモテープを聞いた人から連絡がきた
週2で歌う事に
敏腕の黒人弁護士に控訴を依頼した

30分の面会時間を勝ち取り束の間の再会
マルコの実の母親がなぜか出所
監視権回復を求める代わりに早期釈放を認められたというのが事実
マルコと母親は昔と変わらない荒れた生活へ逆戻り
マルコは1人夜道を歩く
ルディの歌声がバックに流れていく

ポールはタイプライターで手紙を綴る
新聞記事を同封します
ご覧になってはいないでしょう
ガソリン高騰 大統領選など
一面わ飾る報道の陰に
小さく埋もれた記事です
知的障害のある
マルコという少年が
3日間 家を捜し歩いた末
橋の下で独り 死んだそうです
皆さんはマルコと面識がなく
ご存じないでしょうから
少しだけお伝えします
マルコは心の優しい
賢く楽しい子供でした
笑顔は周りを明るくしました
チョコレートドーナツに
目がなく
ディスコダンスが得意でした
寝る前の物語が好きで
せがむのはハッピーエンド
ハッピーエンドが
大好きでした
差別と偏見を持って裁判を妨害してきた人々へ送った
力強く歌い続けるルディ
私達は必ず解き放たれる
時折独り家を捜し歩くマルコが映る
お気に入りの人形を抱いたまま独り橋へ向かうマルコ

感想
いつも通っているレンタルショップには置いてなかったチョコレートドーナツ。
ずっとずっと観たくて、いつか観ようと思ってた矢先、なんといつものショップに入荷されてた!!
店員さんに聞いたところ、たまに他店から新しく入ってきたりするとの事。
ハッピーな気分で5本借り、帰宅してすぐに観ました。
結論から言うと今まで観た映画の中で5本指、いやもしかしたら3本指に入るくらい良い映画!
二日続けて良い映画を観れてとても幸せ。
実話から脚色を加えられて生まれたこの作品。
ルディ役のアラン・カミングのキャラが際立ち過ぎ(笑)
ポール役のギャレット・ディラハントも、うまく自分を表現できない感じの役柄がすごくハマってる。
だが、この2人以上にマルコ役のアイザック君が本当に素晴らしい。
笑顔一つ見せてくれるだけでもう目から汗が・・・
温かい2人に触れてハッピーなマルコと対照的に凄まじいほどの差別がほんの35年前、ここまで蔓延っていたのは衝撃だった。
ただ、3人で暮らしたいだけなのに、たったそれだけのことが出来ないもどかしさ。
自分に置き換えてみると気が狂いそうになる。
映画に引き込まれて自分がふがいなく感じたり、映画の悪役たちへ憤りを感じたり、とても感情移入出来た。
愛は見た目や性別、中身に制限されることはない、そんな素敵な温かく切ない映画。
10/10

予告
Wikiから引用
『チョコレートドーナツ』(原題: Any Day Now)は、2012年のアメリカ合衆国のドラマ映画。
「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画である。
脚本を務めたジョージ・アーサー・ブルームは、モデルとなったゲイの男性を友人に紹介され、彼がその子供を養子にしようとしたらどうなるだろうかと考えて、ゲイの男性が少年を養子にしようとしたときに直面するであろう問題について調査した後、数ヵ月後には脚本ができていたという。
登場人物
ルディ・ドナテロ アラン・カミング
シンガーを夢見るショーダンサー。ゲイを隠さないで生きてきた。
ポール・フラガー ギャレット・ディラハント
ゲイである事を隠して生きてきた弁護士。
マルコ・ディレオン アイザック・レイヴァ
母の愛を受けずに育った知的障碍者。
その他、判事や上司等
あらすじ
ゲイである事を隠してきたポールと、ゲイである事を隠さず生きてきたルディ
2人は惹かれ合いすぐ深い仲へ
ルディの隣に住む知的障碍者マルコの母親が逮捕された
ルディはマルコの事が気になる
ある日、施設へ行ったはずのマルコを路上で発見
そのまま引き取り育てる事を決意するが、彼らに待っていたのは壮絶な差別と偏見だった━。
ネタバレ&感想
1979年とあるゲイバー
ショーダンサー、ルディの見つめる先にはタイプの男性

それに応える男の名はポール

車内でルディがポールにごにょごにょしていちゃつく2人
警察がやってきて銃を向けられるも上手く言い逃れる
ポールは弁護士、頭の切れる男性だ
別れ際にポールはルディへ番号を教え別れた
ルディは廊下を歩いていると隣からいつものように大音量でBGMが流れていた
隣人宅の前に人形が落ちていたので、それを渡しBGMを下げろと忠告
子供の教育に悪いと
男と2人家を出ていく母親
隣に住む子供はダウン症だった
彼ひとりを残して・・・。
昼になっても帰ってこない
見兼ねたルディはダウン症の子マルコを連れてポールへ電話
出ないので職場まで押しかけた
何か助言をとルディ
家庭局に連絡しろと
呆れて帰るルディ
帰ると家庭局がマルコを探している
マルコは施設行き
別れ際にマルコの大事にしている人形のアシュリーを渡すルディ
場面代わりゲイバー
踊るルディ
またポールが来ている
帰りの車中
夜道を歩いているマルコを見つけた
ルディの家へ
朝目覚めるとポールは遅刻
マルコとルディは朝食を摂る

嬉しそうなマルコ
ポールの家で夕食を共に
マルコは好物チョコレートドーナツを嬉しそうにほうばる

マルコを引き取る事を決意したルディ
法廷を言い訳にルディを同居へ誘う
監視権を獲得!
マルコに与えた部屋
ここはあなたの部屋よ
マルコは満面の笑みから嬉しさのあまり泣き出す

マルコの笑顔が眩しくてそれから胸をぐっと掴まれる
マルコは学校へ

3人の生活は目まぐるしく回っていく
寝かしつける時はいつも魔法が使える少年マルコのお話をせがむマルコ

最期はハッピーエンドで
ある日ポールはルディへ録音機をプレゼント
歌って送るんだ
レコーディングするルディ
それをマルコと共に送る
テープへキスをし、おまじないなのよと、マルコへ教える

美しい歌声と3人の楽しい思い出の映像が流れていく

上司から新しい仕事へ抜擢されパーティへ招待される
ルディとマルコも共に

周囲は2人の関係を疑いだす
上司はパーティでの2人を監視していた
上司が通報しマルコは家庭局へ

引き裂かれる2人
ポールは仕事を首に

裁判で申し立てをするも勝ち目なし
最期に藁をも掴む気持ちで永久監視権を争い裁判の準備を進める事に
審問され関係を聞かれたり録音される3人
裁判が始まった
学校の先生やゲイバーの同僚助けてくれる証言をしてくれる
ルディが証言台に
質問に答え続ける
追い詰められ怒り出すルディ
ポールが発言する
一生閉じ込められるマルコを助けたい
この世で背の低い知的障害者を養子にとるのは私達だけだ!
彼を愛している!
場面代わりマルコ
いつでも迎えに来てもらえる準備を
判決
監視権は認められなかった
そこへ1本の電話が
デモテープを聞いた人から連絡がきた
週2で歌う事に
敏腕の黒人弁護士に控訴を依頼した

30分の面会時間を勝ち取り束の間の再会
マルコの実の母親がなぜか出所
監視権回復を求める代わりに早期釈放を認められたというのが事実
マルコと母親は昔と変わらない荒れた生活へ逆戻り
マルコは1人夜道を歩く
ルディの歌声がバックに流れていく

ポールはタイプライターで手紙を綴る
新聞記事を同封します
ご覧になってはいないでしょう
ガソリン高騰 大統領選など
一面わ飾る報道の陰に
小さく埋もれた記事です
知的障害のある
マルコという少年が
3日間 家を捜し歩いた末
橋の下で独り 死んだそうです
皆さんはマルコと面識がなく
ご存じないでしょうから
少しだけお伝えします
マルコは心の優しい
賢く楽しい子供でした
笑顔は周りを明るくしました
チョコレートドーナツに
目がなく
ディスコダンスが得意でした
寝る前の物語が好きで
せがむのはハッピーエンド
ハッピーエンドが
大好きでした
差別と偏見を持って裁判を妨害してきた人々へ送った
力強く歌い続けるルディ
私達は必ず解き放たれる
時折独り家を捜し歩くマルコが映る
お気に入りの人形を抱いたまま独り橋へ向かうマルコ

感想
いつも通っているレンタルショップには置いてなかったチョコレートドーナツ。
ずっとずっと観たくて、いつか観ようと思ってた矢先、なんといつものショップに入荷されてた!!
店員さんに聞いたところ、たまに他店から新しく入ってきたりするとの事。
ハッピーな気分で5本借り、帰宅してすぐに観ました。
結論から言うと今まで観た映画の中で5本指、いやもしかしたら3本指に入るくらい良い映画!
二日続けて良い映画を観れてとても幸せ。
実話から脚色を加えられて生まれたこの作品。
ルディ役のアラン・カミングのキャラが際立ち過ぎ(笑)
ポール役のギャレット・ディラハントも、うまく自分を表現できない感じの役柄がすごくハマってる。
だが、この2人以上にマルコ役のアイザック君が本当に素晴らしい。
笑顔一つ見せてくれるだけでもう目から汗が・・・

温かい2人に触れてハッピーなマルコと対照的に凄まじいほどの差別がほんの35年前、ここまで蔓延っていたのは衝撃だった。
ただ、3人で暮らしたいだけなのに、たったそれだけのことが出来ないもどかしさ。
自分に置き換えてみると気が狂いそうになる。
映画に引き込まれて自分がふがいなく感じたり、映画の悪役たちへ憤りを感じたり、とても感情移入出来た。
愛は見た目や性別、中身に制限されることはない、そんな素敵な温かく切ない映画。
10/10