ミリオンダラー・ベイビー

予告

Wikiから抜粋
『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)は、2004年のアメリカ合衆国の映画。

製作会社はワーナー・ブラザーズで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド
2000年に発表されたF・X・トゥール(F.X. Toole:本名:ジェリー・ボイド)の短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を担当。
第77回アカデミー賞作品賞受賞作品。
PG-12指定作品。
開当時74歳であったイーストウッドによる25番目の監督作品である本作品は、3000万ドルの低予算と37日という短い撮影期間で製作されながら、2003年公開の『ミスティック・リバー』に続き作品の完成度の高さと従来のアメリカ映画との異質性を高く評価され全米だけでも1億ドルの興行収入を記録した。
さらに、第77回アカデミー賞において、マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』との「巨匠対決」を制し作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占したのを始め、多数の映画賞を受賞した。

しかし、これほどの成功を収めた作品でありながら、尊厳死という、極めて慎重に議論が重ねられている題材を映画の結末部分に用い、加えて前半部分が、『ロッキー』を連想させるサクセスストーリーであったため、必ずしも万人が賞賛を送ったわけではなく、宗教や政治思想によっては強い反発を招き、各方面で抗議行動や論争が起こったという点でも大きな話題や賛否両論を提供した。

登場人物
フランキー・ダン  クリント・イーストウッド
ジムのボス。

マギー・フィッツジェラルド  ヒラリー・スワンク
ボクサーとしてデビューしたいとフランキーに訴え続ける31歳

エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス  モーガン・フリーマン
フランキーのジムでトレーナーをする初老の男性
フランキーとは20年来の仲

デンジャー  ジェイ・バルチェル
フランキーのジムに所属する才能のない男

ビッグ・ウィリー  マイク・コルター
才能のあるボクサー
タイトル戦直前でフランキーをトレーナーから外す

ビリー  ルシア・ライカー
ミリオンダラー戦(タイトル戦)でマギーと戦う対戦相手

あらすじ
30過ぎてボクサーを夢見る女性マギー
彼女はフランキーの元へ訪れ、教えを乞う
最初はきっぱり断っていたフランキーも彼女の熱意に動かされ、トレーナーとして彼女を教える事に
30過ぎて尚、才能溢れるマギーは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、連戦連勝タイトル戦へのキップを掴むまでになる
だが、そこで思いもよらぬ出来事が2人を襲う事となった━。



ネタバレ&感想
スクラップの語り部で話は最後まで進んでいく

ボクシングでボコボコにされる男
優秀なトレーナーフランキーに声をかける女ボクサー
タフなだけじゃ足りない
時に最高のパンチは一歩引いた時にこそ打てる

場面変わり教会
所々で天の声
彼が現れたのは2年前
モーガン・フリーマン
名はスクラップ
教え子の一人ショレルの左ストレートは戦車をも倒すがハートは豆粒
以前声を掛けてきた女性がジムに
彼女は生まれつきの貧乏
彼女を追い出したいフランキー
彼女はひたすら自己流で練習する
彼女の練習熱心さに惹かれ、教えるスクラップ
深夜ひたすら練習する彼女
名はマギー
彼女をからかう男たち
クッソおもろい下ネタ(笑)

マギーはなかなか筋がいいと話すスクラップ
ミリオンダラー・ベイビー フランキーとスクラップ

ミリオンダラー・ベイビー 教えを乞うマギー
だが女を教えるつもりはないフランキーは彼女を追い出したいが、うまくいかない
マギーは31
年齢を理由に彼女を追い出そうとする

ある日自宅にいるフランキー
ウィリーという黒人が訪ねてきた
ウィリーは夢にまで見たタイトル戦をミッキーというやり手にトレーナーを変えるとフランキーへ伝える
ウィリーを見出し8年かかった

マギーはボクシングへ没頭する
フランキーが育てたウィリーはチャンピオンに!

深夜スクラップの元へ訪ねたフランキー
フランキーは彼女マギーが深夜練習している所へ出向く
マギーはフランキーをトレーナーとして迎えたい
マギーの熱意に動き出すフランキー
2人は契約した
フランキーの言う事に一切口を挟まないと約束
ミリオンダラー・ベイビー 契約

昼間はウェイトレス
夜はボクサー
マギーはひたすら練習した
マギーはメキメキ上達

マネージャーとして有能なサリーをマギーに付ける
デンジャーのデビュー戦
フランキーとスクラップをさは戦況を見つめる
見かねたフランキーがリングの側に寄り、アドバイス
サリーからマギーを奪い取った
マギーは相手をノックアウト!

デンジャーはフランキーにまた見捨てると聞くがNOと答えるフランキー

マギーは試合を沢山行い連勝街道まっしぐら!
強すぎるマギー
マギーとの試合は敬遠され出した
ある試合
鼻が折れてる
ミリオンダラー・ベイビー 鼻が折れる
出血は止められない
折れた鼻を治すフランキー
20秒後にまた血が吹き出すとフランキー
マギーは20秒かからず相手をノックアウト!
鼻が折れた女性は見てられん

回復してまた試合
12戦連続TKO勝ち
いいオファーが届いた
相手は汚い手段を使う
フランキーは断り続けた
もっと伸びる相手としろと

スクラップとマギーは2人でカフェへ
ボクサーは生涯戦う試合数が決まっているようだ
フランキーは最高の応急処置(カットマン)
片目に血が流れ込んだがやめないスクラップ、それを止めるフランキー
15ラウンド闘い判定負け
翌朝スクラップは片目が見えなくなった

フランキーはマギーに家を買え無駄な金を使うなと諭す

リングコートをフランキーはマギーへプレゼント

彼女はその夜メインイベントではなかった
だか観客は彼女の事だけ目にやきつける事となる
押すマギー
なかなか手強い
彼女の方が一枚上手
ラウンド2
相手をぶっ飛ばしたマギー!
完勝!
ミリオンダラー・ベイビー 勝ち続けるマギー
リングコートの背中に書かれた文字、モ・クシュラが彼女のリングネーム

再びタイトル戦のオファー

マギーは母にファイトマネーで家を買い与えた
ママは納得していない
生活保護を切られ、健康保険も切られると
いいたかないけど、この街の笑い物さとママに言われてしまう
娘が命張ってるのに…

マギーを支えるフランキー

またいつもの日常へ
問題発生

デンジャーがリングで虐められている
代わりにスクラップが左拳にグローブをはめ、相手をぶっ飛ばした!

場面変わってマギーのタイトル戦
勝てたらモ・クシュラの意味を教えてもらう約束をする
不穏な相手
青い熊のビリー
反則で勝ち上がってきた女ボクサー
肘鉄を食らわす
ビリーは減点1

手に汗握る展開

ラウンド2
ダウンを奪うがその後やられてしまう
マギーは片目が潰れて見えない

ゴングが鳴っているにも関わらずフックを決めたビリー
マギーは椅子に頭をぶつけ意識を失ってしまう

入院
彼女は首から下が全身麻痺になってしまった
フランキーとスクラップはマギーの事を押し付け合う

全米をあたったが治療出来ると回答した病院は0
どの病院も絶望と—。
自分で呼吸する事ができず、人工呼吸器をつける
フランキーはどんな時もマギーの側に居続けた
ずっと側に居続ける

彼女の家族がやってきた
デリカシーの欠片もない家族
弁護士を連れてきている
マギーから金を搾り取ろうとする家族
マギーは追い出した

床擦れが酷く切断せざるを得なくなった両足

モ・クシュラの意味を知りたがるマギー
勝たなかったから教えないとフランキー

遠回しに私を殺してとマギー
ボクシングを通じてたくさんの事を経験した
私は生きた
思い通りに
私の誇りを奪わないで

深夜
マギーは自分で舌を噛み切った
失血死する直前で意識を取り戻し、再び舌を噛み切ったマギー

教会
懺悔するが神父の戯言は心に響かない
ミリオンダラー・ベイビー 神父に悩みを打ち明ける

次の日病院
鎮静剤で意識朦朧とするマギー

フランキーへ人は皿洗いや床掃除し、最後の日悔いて死ぬ、人は毎日死ぬ、マギーに悔いはないと話すスクラップ

フランキーはマギーの元へ訪れた
呼吸器を外すとマギーに話しかける
モクシュラは愛する人へあなたはおれの血という意味
キスをするフランキー
注射を打ち、マギーを安眠へと導く
数回殺せるアドレナリン
心電図が止まる
そして立ち去った

スクラップはジムに戻り、彼を待った
やってきたのはデンジャー
再び歩み出す

フランキーは姿を消した

語り部のスクラップ
ケイティ君のお父さんはこういう人だったんだよ


感想
個人的にボクシングを好まないので敬遠していたのだが、何でも観てから判断しようと思い、観る事に
まさか尊厳死がこの映画の最大のテーマだとはつゆ知らず、マギーの最期は観ていてとても辛かった
もし自分がマギーと同じような状態になった時、彼女のように思い通りに生きたと口にすることが出来るのだろうか
クリント・イーストウッドとモーガン・フリーマンはもう何も注文つける必要がない自然且つ、役の力を120%引き出している最高の演技!
マギー役ヒラリー・スワンクも勝気な性格の役柄にぴったり!
内に秘めた家族への想いなどの描写と表現素敵だった
走り続け、最期はとても悲惨で目を覆いたくなるような光景もあるが、尊厳死とは何かという未だに議論され続けているテーマに触れてみるのもいいのではないだろうか
あなたがマギーだったら、あなたがフランキーだったらと置き換えて考えてみよう

10/9