
予告
キャスト
ジョージー・エイムズ シャーリーズ・セロン
女手1人で2人の子供を育てる
炭鉱で働く事となった
サミー・エイムズ トーマス・カーティス
ジョージーの息子
アイスホッケー部
カレン・エイムズ エル・ピーターソン
ジョージーの娘
サミーとは父親が違う
グローリー フランシス・マクドーマンド
ジョージーの古い友人
炭鉱でも共に働く事になるジョージーへ的確なアドバイスを送る
カイル ショーン・ビーン
グローリーの夫
ビル・ホワイト ウディ・ハレルソン
離婚して地元に戻ってきた弁護士
カイルの友人で高校時代はアイスホッケーのスター選手
ボビー・シャープ ジェレミー・レナー
ジョージーの高校時代の恋人で現在は同僚
ジョージーへ執拗な嫌がらせをする
ハンク・エイムズ リチャード・ジェンキンス
ジョージーの父
同じ炭鉱で働く
アリス・エイムズ シシー・スペイセク
ジョージーの母
あらすじ
暴力を振るう夫から逃げてきたエイムズ一家
男の職場炭鉱で働きだしたが、そこは女性差別の巣窟
日々度をこしたセクハラが彼女たちを襲う━。
ネタバレ&感想
証言台に立つ女性
裁判を振り返りながら話は進んでいく
ぼろぼろのジョージー・エイムズ夫人
暴力を振るう夫から逃げ出した
1975年
ミネソタ北部の鉱山で初の女性採用
彼女の過去、自由奔放で恋愛にも積極的」
息子のサミーは、父親が誰かわからない
旧友に出会い炭鉱で働く事に興味を持つ
家族はあまり協力的ではない
炭鉱での仕事が始まる
なんと同じ職場に高校時代の元カレボビーが…!
炭鉱では女は歓迎されない、男の職場だから━。

女性は一方的な差別を受け続ける
一時の安らぎ
バーて飲み踊る女たち
離婚し地元に戻ってきたビルと出会う

家族を連れだしミネソタにきて初めての家族だけの食事
独立したいジョージーは家を下見に
家族の為に働き続ける

命に関わるようなひどい嫌がらせを受け続ける
裁判シーン
ジョージーの事を非難する証言台に立つ人
ジョージーはアイスホッケーの試合中、根も葉もない捏造で中傷された
ひどいセクハラ
簡易トイレを揺らされ入ったまま倒される
そのまま倒され糞尿まみれに
ジョージーはセクハラを訴える為、希望を持って社長に会いに行くも、社長は炭鉱で働く男たちによっていいくるめられていた
親友グローリーが筋委縮性側索硬化症(ALS)にかかっていた
この病気を知りたい人は上のリンクへ
難病である
ジョージーは更に差別を受けるようになる
元カレボビーに襲われレイプされそうになるジョージー
みなの集まる食堂へ行って訴えるも誰も彼女を信じない
いや、信じてはいるのだがみな自分の生活のほうが大事で誰もジョージーの味方になってくれない
辞めると言って出て行く
弁護士のビルへ会社を訴えたいと依頼するも断られてしまう
集団提訴に持ち込めるなら受けてもいいと
しかし会社の陰に怯えた女性たちはジョージーの為に証言してくれない
組合の集会でジョージーが発言する事に

彼女の発言を妨害しようとする男たち
そこへジョージーの父が壇上へ向かう
父が優しく「私にマイクを貸してくれ」とジョージーに言う

父ハンクは
「お前たちはみんな兄弟だと思っていた」
「だが、違ったようだ」
「自分の娘がこんなひどい仕打ちをされたら嫌だろう!」
「ジョージーは私の娘だぞ!」
あの父が遂にジョージーを庇う
裁判のシーンへ
サミーは高校教師にレイプされ出来た子供だった
サミーが家へ帰らない
ずっと待つジョージー
サミーが帰ってきた!
当時の思いを話すジョージー

産みたくなかった
日に日にお腹が大きくなる
この子と生きようと思った
あくる日
裁判が始まる
証言台にはボビー・シャープ
彼中心にジョージーへのセクハラが行われていたいわば張本人
ボビーは高校教師とは合意だったと証言を変えない
弁護士ビルは、逃げ続けるのか、君は赤(戦う)のか黄(逃げ出す臆病者)か?
と、語気を強めて証言を求め続ける
レイプだったと発言を勝ちとる
ボビーは何ができた?とポツリ残した
集団提訴は3人以上から
まだ1人もジョージーに賛同してくれない
もう身体が動かなくなったグローリーが裁判所へきていた
ジョージーに賛同!
他の共に働いた女性従業員たちも次々にたちあがる
男たちもだ
たった1人の彼女の思いが大きな波となって、差別に立ち向かい、勝利した
感想
差別表現が重いので家族で観るのは酷な作品
子供には見せられないかな
作品を通して報われたり、ほっと一息つくようなシーンが少なく、観ていて息が詰まる
ジョージー1人奮闘する作品なので、仕方ないのだが、孤軍奮闘するジョージーを観ていて、観ているこちらがつらくなる表現が多い
炭鉱で働く悪役(男たち)があまりにも酷過ぎるので、女性の方々は男性がみなこうだと思わないように!
最後の最後になってジョージーは報われるのだが、それまでずっと苦しんでいたので、それでも釣り合わないように感じた
子を1人で育てる母親の愛はこんなにも強いものなんだよ!という描写は感動するし、サミーへ包み隠さず告白するシーンは彼女の葛藤をうまく表現したいいシーン
娘を毛嫌いしていた父親が組合の集会でジョージーを守り演説するシーンも親子の愛を感じる
所々要所で家族の絆をうまく表現していて、そのシーンはとても良い
1人で家族を守るというのは本当に大変なことだとわかる映画
10/6