
予告
Wikiから抜粋
小説『グリーンマイル』(The Green Mile)は、スティーヴン・キングが1996年に発表した、1932年の大恐慌時代の死刑囚が収容されている刑務所を舞台とする小説。
スティーヴン・キング作品ではあるが、ホラー小説ではなく、ファンタジー小説である。
上記の小説を原作とする。
トム・ハンクス主演。
フランク・ダラボン監督。
2000年のアカデミー賞では音響・脚本・作品賞、マイケル・クラーク・ダンカンはアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
日本での公開は2000年3月25日。
予告編では、スティーヴン・スピルバーグが「途中で堪えきれずに、4回号泣してしまった」とコメントしていた。
アメリカではネタばれを防ぐために(その後日本でも)6冊が毎月1冊ずつ6か月連続で刊行され、話題となった。
登場人物
ポール・エッジコム トム・ハンクス
死刑囚を収監する刑務所Eブロックに勤めている看守主任。
尿路感染症に悩んでおり、苦しんでいたが、新入り死刑囚のジョン・コーフィと出会う事で彼の人生が大きく変わっていく。
ブルータス・(ブルータル)・ハウエル デヴィッド・モース
ポールの右腕看守。大柄な男だが忠実で頼りがいのある男。独身である。
パーシー・ウェットモア ダグ・ハッチソン
憎まれるべき存在の七光りぼっちゃんで新入り看守。
ドラクロアの指を3本折ったり、最低な男。
ディーン・スタントン バリー・ペッパー
看守の中では若く、唯一子供がいる模様。
ハリー・ターウィルガー ジェフリー・デマン
看守の1人。大人しい性格。
ハル・ムアーズ ジェームズ・クロムウェル
ポールの所属する刑務所の署長。妻のメリンダが不治の病に侵されていることにいる事に苦悩している。
ジョン・コーフィ マイケル・クラーク・ダンカン
女の子二人を殺した罪で死刑が確定している新入りの囚人。
とにかく図体がでかいが、性格はとても温厚。
ウィリアム・(ワイルド・ビル)・ウォートン サム・ロックウェル
凶悪な囚人。コーフィの後に入ってくる。
エデュアール・(デル)・ドラクロア マイケル・ジェッター
通称デル。パーシーとの仲がとても悪く、指を折られたりひどい仕打ちを受ける。
ジャン(ジャニス)・エッジコム ボニー・ハント
ポールの妻。
夫婦円満だが、夫の尿路感染症を気にしている。
アレン・ビターバック グラハム・グリーン
最初に死刑に処される囚人。
あらすじ
1932年。
死刑囚を収監する刑務所に勤めるポール・エッジコム主任は、1人の新入りジョン・コーフィを迎え入れた。
とてつもなく大きい彼だが、妙に温厚な性格で、ポールは次第に彼の事が気になりだす。
本当にこの温厚な大男が人を2人も殺したのか━。
ポールは重い尿路感染症を患っていた。
ある日コーフィに呼ばれ、牢越しに股間を捕まれる。
するとなんと尿路感染症が治っている!
ポールの疑問が確信に変わったと同時に無実なのではないかと、新たな疑問が湧き上がってくる━。
180分オーバーの長篇大作。
感想とネタバレ注意
多分今回は超長いです。
穏やかな目覚め、毎日冷めたパンを片手に散歩するポール・エッジコム老人。
どうやら彼は毎朝遠くのとある丘へ向かうようだ。
帰宅後、老人ホームで映画を鑑賞していると泣き出してしまうポール。
友人のエレーンが気にかけてくれた。
辛い過去を語り出すポール。
彼は60年以上前、死刑囚の看守をしていた。
1935年
尿路感染症にかかった最悪の年。
そして、ジョン・コフィーに殺された少女2人の話を語りだす—。
場面変わり、時代を遡り、看守時代へ。
いつものように勤めるポール・エッジコム看守主任。
新入りが入ってきた。
態度の悪いパーシー看守が連れてきたのは、車体が沈むほどの大男。
名はジョン・コーフィ。
大人しく牢に入るも、慣れない場所だと暗闇が怖いと話すコーフィ。
一通り牢の中で確認事項が済むと、コーフィは手を差出し、ポールと握手を交わす。
その際、コーフィは「元に戻そうとしたが、遅すぎた。」と謎の一言。
あんな温厚なやつが殺しを?と疑問に思ったポールは、事件の書類を読む
場面が変わり、事件の映像が流れる。
血の凍るような事件
至る所に血の跡が
2人の少女を大泣きながら抱えるコーフィ
元通りにしようと…遅すぎたと話すコーフィ
逮捕される。
場面が戻り、ポールと上司のヒルは、ビターバックの死刑執行の日取りや雑談。
一匹のネズミが牢屋に面している廊下(グリーンマイル)をうろうろ。
ビスケットを与えると、持ち出し逃げ出す。
処分しようとエッジコム達。
物置になった部屋の品物を全て出したが、見当たらず。
あくる日
ネズミは戻ってきた。
髪をセットするパーシーの側で毛繕い。
肝が据わっている。
パーシーの奇襲も交わすネズミ!
怒り心頭のパーシーはネズミを探すも見つからない。
パーシーはほんと憎たらしいやつ!
死刑のリハーサルを行う。
電気椅子で電流を流すという古典的な方法。
死刑当日
ビターバックの頭を剃る
電流が流れやすいように…。
ビターバックは死後を話す
思い出や、嫁の話や、1番幸せだった時の話…。
電気椅子に座ったビターバック
呼吸が荒い
ブルータスの号令
「その身体に電流を流す。」
「神のご慈悲があらんことを。」
…
ブルータス「第2スイッチオン。」
流れる電流
焼かれる身体
身体から煙が出る
一度止めるがまだ死んでない
もう一度電流を…。
一度だけ死刑に関わりたいとパーシー。
イカれた野郎とはまさにこいつの事!
一度やらせてくれれば、看守を辞めるとパーシー
ネズミを飼いならした囚人デル、ネズミの名前はミスター・ジングルス。
なんと芸まで覚えてる!笑
場面変わり、ヒルからの呼び出し。
明日新しい囚人が来る。
いわゆる問題児。
強盗し3人殺害
1人は妊婦
新入りの話が終わり、ヒルの嫁の話を
レモンサイズの脳腫瘍に侵されていた。
助からないと伝えるのが辛いとヒル。
深夜ベッドから出て尿路感染症に苦しみながら用を足すエッジコム。
めっちゃ苦しそう
これはなりたくない…。
股間がキュっとするような描写と演技。
次の日
新入りが入ってきた
薬を打たれて口を開け涎を垂らし、ぼーっとしている。
が、それは看守の警戒を解くためだった!
問題児ウォートンが本性を表した!
警官に襲いかかるウォートン!
何とか牢にぶち込んだ
ディーンとハリーは治療室へ。
なんとか事なきを得たが、これからひと波乱ありそうだ。
ディーンとハリーが治療室へ言った途端、尿路感染症の痛みに耐えられず、倒れ込むエッジコム。
コーフィに呼ばれ、仕方なく牢の近くに立つエッジコム。
コーフィーは急にエッジコムの身体を掴み、引き寄せてから、エッジコムの股間を掴み、何かをした。
電球が光りだし、ショートし、それは終わった。
コーフィーは口から何か大量の虫のような悪いものを吐き出し、「治してやった、疲れたから寝る」とポールへ言う。
用を足すポール。
治っていた…!
とてもとても気持ちよさそうな表情のポール(笑)
なんとなくわかる気がする!
それから帰宅後、女房を抱くエッジコム!
治ったらする事とはいえ、わかりやすい(笑)
夜通し抱き通したポール(すごい)
一晩に4回も!
19歳の時以来よ。と妻のジャニス
エッジコムはある御宅へ
コーフィを弁護した弁護士の家へ
彼の経歴をきくが、彼の経歴は一切不明
弁護士は愛着が湧いたのではと話す
2人の女の子はレイプされ、殺された
カミさんから治してくれたお礼にと食事をコーフィに渡すポール。
コーフィはデルとミスタージングルスにも渡す。
ウォートンも欲しがったが、彼には渡さない。
イカれた死刑囚ウォートンは、ポールに唾を吹きかけ、次にハリーへ不意を突き、尿を飛ばした。
拘束室行き!
いいきみだ!
またいつもの日常へ
ウォートンが今度はチョコパイを口に含み、ブルータル吹きかけた。
顔中チョコパイまみれのブルータル。
再びウォートンは拘束室へ。
ある日デルとミスタージングルスの出番だとポールたちは彼を呼んだ。
芸を見せる為に呼ばれるが、これは死刑のリハーサルを看守たちが行うだった。
パーシーが役を務める。
芸から戻ってきたデルとミスター・ジングルス。
妙に明るくデルに語りかけるパーシー。
死を嘲笑っているかのようだ
最低なやつ
とても不快!
不意をつき、ウォートンに捕まれ脅され失禁したパーシー
デルにバカにされ笑われる。
デルの死刑の日
自分のことよりも、ミスタージングルスが心配なデル。
デルの為にネズミ園のありもしない話をするエッジコム達。
大人は10セント、子供は2セント。
ネズミ園には入場料があるそうだ。
芸をさせようと牢からグリーンマイルへミスター・ジングルスを走らせるが、パーシーが踏みつけた…。
デルは泣き崩れる。
コーフィがミスタージングルスを渡してくれとポールに言う。
今ならまだ間に合うと。
コーフィが息を吹きかけると眩い光りが!
また何か虫のような悪いものを大量に吐き出すコーフィ。
ミスタージングルスが生き返った。
看守はみんな驚く。
フロリダにあるネズミ園に行くデルのサーカスネズミを助けただけだと話すコーフィ。
パーシーの元へ行き、生きているネズミをみてみろとポールとブルータル。
驚くパーシー。
すり替えたな汚いぞとパーシー。
パーシーを絞めるエッジコムら
いよいよデルの死刑が執り行われる。
デル「ミスタージングルスを頼む。」
デル「あんたに預ける。」
エッジコムは仕事があるので預かれない。
コーフィへ預けることになった。
デル「この馬鹿げた事が終わるまで預かっておいてくれ━。」
グリーンマイルを歩くデル。
電気椅子に座るデル。
場を仕切るのはパーシー。
最後に残す言葉を聞かれ、デルは、
自分のしたことを悔いている。
やり直したい
だが無理だ
神よご慈悲を
アーメン
必ずネズミ園へとデル。
パーシーはそんな話はでっちあげだと無慈悲にデルへ告げる。
絶望するデル。
パーシーが頭に乗せるスポンジを濡らさなかった!
濡らさないと電流が流れない。
ここからは余りにも無残なのでここからは書かないし、書けない。
デルの苦しみがコーフィに伝わり、一緒に苦しむ。
終わった。
パーシーにあと始末をさせるポール。
パーシーをぶん殴るブルータル。
署長のヒルがブチ切れる。
パーシーは転属願いを出すことに。
コーフィの元へ訪れるポール。
何か意味深な言葉を
ミスタージングルスは逃げ出した、もう戻ってこないと話すコーフィ
ヒルの家を訪れたエッジコム夫妻。
ヒルの奥さんは末期だ。
エッジコム宅へ仕事仲間が訪れた。
コーフィを連れ出して、ヒルの奥さんメリンダを治したい。
古株3人でコーフィをメリンダの元へ連れ出す作戦を計画する。
若いディーンは小さい子供がいるので留守番役に。
ウォートンに睡眠薬を混ぜた飲み物を飲ませる。
まだ転属してないパーシーを拘束し、拘束室へ。
デルのことを反省しろと。
脱げ出すコーフィとエッジコムたち。
ウォートンが起きていた!
コーフィの腕を掴むウォートン!
何故か必要以上に苦しむコーフィ<。br>
一同は歩き、隠していた車に乗って進み出す。
ハルが起き出す。
コーフィへ銃を向けるハル。
コーフィは助けたいんだと、ハルに告げる。
コーフィはハルへ近づき、メリンダの元へ。
メリンダの部屋に入り、ベッドの側に座るコーフィ。
コーフィはメリンダにキスを。
すると電球が明るくなり、メリンダの口元から眩い光が放たれる。
メリンダの顔が病気の前の綺麗な顔に。
コーフィがいつものようにあの虫のような悪いものを吐き出さない。
腫瘍が治った。
コーフィへ語りかけるメリンダ。
ネックレスのお守りをかけてもらう。
外に出て車に乗るコーフィ
牢へ戻る
拘束室から出たパーシーはコーフィに捕まり、メリンダの悪いものを吸わされる。
パーシーは1人ウォートンの牢の前に立ち、銃を向け、5発撃つ。
パーシーは拘束され、次の瞬間悪いものをコーフィのように吐き出した。
コーフィの元に寄るエッジコム
腕を掴まれた時に見えたんだ
おれの手を握ってくれと、コーフィ
握った瞬間、コーフィが殺したはずの女の子が縄跳びをしている。
そこにはウォートンの姿が。
ビリーと言う偽名を使っている
夜家へ侵入するウォートン
2人を誘拐
そこで手を離す
コーフィは言う。
ウォートンは2人の愛を利用して姉妹を殺したと。
その後、パーシーは自我を失って精神病院へ隔離された。
コーフィは無実だが覆す事は出来ない。
いよいよ二日後に迫ってきた。
悲しいやりとり
最期の頼みにコーフィは活動写真が観たいと。
冒頭の映画が流れる。
嬉しそうなコーフィ
当日
無言で牢から出て、おれは大丈夫だと。
メリンダから貰ったネックレスを預かるエッジコム。
楽しくミスタージングルスの話をするコーフィ。
エッジコムたちは真顔だ。
電気椅子にコーフィを拘束しながら泣くディーン…。
ポール
「最期に何かいい残すことは。」
コーフィ
「生まれた事を謝る。」
目隠しを怖がるコーフィ
目隠しせずに執り行う事となった。
「死に至るまでその身体に電流を流す。」
「神のご慈悲があらんことを。」
第2スイッチオンが言えないポール。
コーフィの元へ寄り、握手するポール。
「第2スイッチオン」
コーフィの遺体にネックレスを返すポール
時代は戻り、現代へ。
あれ以来ブルータルとエッジコムは少年更生院転属した。
友人と共に納屋へといく。
ミスタージングルスが生きている。
エッジコムがコーフィから贈られた物は、命だった。
ミスタージングルスも同じく。
エッジコムは108歳
親しい友人
メリンダ、ハル、ブルータル
妻、息子
そしてあなたも
見送らないといけない
それが私の罰なのだ
私もいつか死ぬ
だがそれはまだ先だ
最期にミスタージングルスと再会する場面
最期に遺された気持ちと誰しもグリーンマイルを歩いているという話で終わり。
感想
この映画は当時私が中学生か高校生の頃、母と2人で映画館に行き、観に行った作品で、また振り返りたいと思い、もう一度今日観る事にした。
マイケル・クラーク・ダンカンの図体に似合わず、優しい役柄は本当に彼にぴったりで、助演男優賞を獲得したのも頷ける演技力だった。
そして大好きなトム・ハンクスもやはり素晴らしい。
この頃のトム・ハンクスは、油の乗り切った素晴らしい演技を見せてくれる最高の俳優さんの1人だと私は思う。
内容はファンタジー要素が入っているので、そこさえ気にならなければ多数に支持される作品だと思う。
ただ、わかってはいたが、長い!
3時間は明日の仕事に響くので、時間のある休日に観たいが、休日は外に出て何かしていたい!って人(私など)は、分割して観る事を勧める。
パーシー役のダグ・ハッチソン、ウォートン役のサム・ロックウェルと2人の憎まれ役が、いい味を出していた。
あとはバリー・ペッパーも大好きなので、彼の演技が観れたのも満足いった点の一つ。
たまには俳優さんたちに焦点をあて、作品を追いかけるのもいいかもしれない。
10/8.5