世界にひとつのプレイブック

予告


Wikiから抜粋
『世界にひとつのプレイブック』(Silver Linings Playbook)は、デヴィッド・O・ラッセル監督によるアメリカ合衆国のコメディ・ドラマ映画。
マシュー・クイックの同名小説を原作とし、ラッセルが脚本を執筆した。

2012年9月8日に第37回トロント国際映画祭でプレミア上映され、アメリカ合衆国では2012年11月21日に一般公開された。第85回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、ローレンスが主演女優賞を受賞した。


登場人物
パットリック(パット)・ソリターノ・ジュニア  ブラッドレイ・クーパー
地元の歴史の教師をしていた。
妻の浮気が原因で精神的に追い詰められている。


ティファニー・マクスウェル  ジェニファー・ローレンス
夫を亡くし、自暴自棄な女性。
誰とでも寝る。

パトリツィオ(パット)・ソリターノ・シニア  ロバート・デ・ニーロ
パットの為に何かしたいが上手くいかない父親。
賭け事が大好き。

ドロレス・ソリターノ  ジャッキー・ウィーヴァー
パットの母親。

ダニー・マクダニエルズ  クリス・タッカー
パットの精神病棟仲間で法律にとても詳しい明るく陽気。

クリフ・バテル医師  アヌバム・カー
パットの主治医。

ロニー  ジョン・オーティス  
パットの友達。

ジェイク・ソリターノ  シェー・ウィガム
パットの優秀な兄。

ヴェロニカ  ジュリア・スタイルズ
ロニーの妻でティファニーの姉。

ランディ  ポール・ハーマン
パトリツィオとは賭博仲間。

ニッキー ブレア・ビー
パットの元妻で、パットと同じ学校のの教師。
同僚と浮気。



あらすじ



妻の浮気がきっかけで全てを失ったパット。

とくに心が壊れてしまっている。

彼は社会復帰しようと努力するが、中々前進することが出来ない。

そんなパットを友達のロニーが食事会へ招待。

そこでティファニーという夫を亡くした未亡人と出会うが、彼女はパットよりも激しい女性だった。

2人の変わった関わり合いはここからスタートしていく━。





感想ネタバレ注意



鬱病患者のディスカッションから始まる。

映画が始まってすぐ主人公パットが退院するようだ。

パットは離婚したニッキが忘れられない。

彼女の事ばかりを考え、彼女だけが生き甲斐。

ある日、裁判所との約束でセラピーを受けに来たパット。



ここまででパットはどうも病気が治ってないように見受けられる。



彼が鬱になった原因は彼の元嫁の浮気現場に遭遇したからだ。


彼のトラウマシーンが映像として流れる…。


これは辛い…。



彼は過去に囚われている。





友達ロニーの食事会へ呼ばれ、ロニーの妻ヴェロニカの妹のティファニーと会う。



ティファニーは不機嫌。

どうやら彼女もパットと同じく苦しんでいるようだ。

病院から貰う薬の話で盛り上がる2人。


ティファニーは癇癪を起し、パットに家まで送れ!と命令。

パットは仕方なく家まで送る事に。

ティファニーの家の前に着くと、彼女から突然「親の部屋は離れだから電気を消してセックスしない?」との誘いが!


ストレート過ぎィ!

パットは、妻がいるから無理だと断ると、急に泣き出すティファニー。



彼女は何かに悩んでる。



ティファニーは泣きながらパットに抱き付いた後、いきなりビンタ!

めちゃくちゃな女性だ。





夜中に起きだして、結婚式のビデオを探すパット。



暴れまくり、母と父に暴力を振るい、近所中からたくさんの通報。



彼はまだ過去に囚われている。



みてるこっちが辛い。



痛いほど気持ちがわかる。



パットはよくランニングする。

薬のせいで太るから、ニッキにこのままだと会えないと。

外を走っていると、ティファニーと遭遇。



いきなり口論からの追いかけっこ!



ティファニーに捕まり、また口論。

ティファニーが最後に言い放った、『過去を含めた自分が今の自分だ』というセリフが胸に染みる。




セラピーでティファニーに親切にすればニッキも親切で寛大だと君を見直すと唆され(そそのか)、ティファニーを食事に誘うパット。





ティファニーをディナーに誘う。

夜なのに頼んだものがシリアルと紅茶!(笑)



ティファニーが夫の死と自分の病について話し出す
ティファニーは夫の死でがきっかけ会社中の人間と寝た。

会話が変態だやめようとパット。

だが、間髪入れず、何人と?とティファニーに聞く(笑)

ティファニーは話を続ける。

お互いの辛い過去を話し、打ち解けていく。

ニッキに手紙を渡してあげるとティファニー。

喜ぶパット。

だが、また話がこじれて、ティファニーを怒らせてしまった。

ブチギレるティファニー。

道端で互いに荒れる。



警察まで呼ばれるが、ティファニーがなんとか場を取り持つ。



結局ニッキに手紙を渡す約束を取り付ける。







パットはティファニーの家に訪れるが、彼女は居留守を。



両親はパットもまたティファニーと寝たがる男だと勘違いし、追い返そうとする。

別の彼女と寝たがる男が玄関まで来るが、パットはこの寝たがる男を追い返す。

ティファニーは今両翼を失っているんだ、ほっといてやれ。(みたいなかっこいいセリフ)

ティファニーは隠れてそのセリフを聞いていた。

しょうがなく帰宅の途につくパット。



あとからパットを追いかけるティファニー。


ティファニーは手紙を渡すという約束をしてたが、破る。



彼女は交換条件にダンス大会のパートナーになってくれたら、渡すと伝える。



パットはしぶしぶ了承し、彼女とのダンスレッスンが始まる。





トミーの死因を話すティファニー。



辛い過去だ。



お互いパートナーを失った者同士、精神的に追い込まれた者同士、ダンスを通じて距離が近づいていく。



ティファニーの事が少しずつ気になっていくパット。





場面変わり父と話す。

パットを助けたい。

何でもしてあげたい。

次の試合に開業資金を賭ける。

だからお前も一緒に観戦してくれと━。



父の本音を聞き、ティファニーに半日試合を観に行っていいか話す。




ティファニーはニッキからの返事を貰っていた。



読むパット。













前向きな姿勢は嬉しいわ



以前の優しいあなたみたい



でもそれを証明しなきゃ安心出来ない



離れたままの方がいい



よく考えて…。





今日の練習はここまでと帰るパット。






開業資金をかけた試合へ訪れたパットと兄。


主治医の先生も観戦にきていた!




盛り上がる会場!







が、ファン同士衝突し、喧嘩してしまった。







ティファニーとの約束もすっぽかしてしまった。



家に帰り、揉める家族、試合に負けた事で、開業資金がなくなったパトリツィオは絶望している。

ティファニーもやってきた。


ティファニー怒涛の口撃!!


再び賭けをする事になる。



めちゃくちゃな賭けだ。



試合に勝ち、ダンスで4人の審査員から10点満点中平均5点を取ると賭けに勝つというルール。

勝てば開業資金の2倍!

パットは降りようとするが、なんとか参加させるため、ティファニーはニッキが来ると嘘を告げる。





場面変わりクリスマスパーティ。



パットのタイを直すティファニー。



さらに変わりダンス会場へ。



無意識に手を繋ぐ2人。







なんと会場にニッキが来ていた!



ティファニーは激しく動揺する。

なんで動揺しているんだろう、なんてそんな事視聴者からすればわかる事。




バーテンダーにウォッカを頼むティファニー。



更にもう一杯!




ティファニーがそんな事になっているとはつゆ知らず、パットはニッキを見つける。



いろんな思いが駆け巡る━。


ティファニーがいない事にやっと気づく。



焦るパット。



ティファニーをみつけたが、酔っ払ってる…。



すぐに呼ばれて順番がやってきた。





ここからダンスシーン







うまい!








セクシーな2人









ノリノリな曲が終わり、モダンな曲調へ









いよいよ大技…








なんとか踏ん張る!






ダンスが終わり、ついにスコアが発表される…














平均5.0点!





アメフトの試合にも勝っている!




ティファニーと抱き合って喜ぶが、すぐニッキの元へ駆け寄るパット。





ティファニーは嫉妬の表情。



ティファニーは会場から駆け出し、あてもなく歩いていく。



見かねた父はパットにこう告げる。



ティファニーのサインに気づけ






今のニッキに愛はない





パットはティファニーを捕まえ、ティファニーへ手紙を渡す。








ティファニーへパットが愛の告白。











ありがとう 愛してるよ









出会ったときからだ








過去に とらわれて







気づくのが遅れてごめん








パットより








一週間前に書いたと言うパット







そんな前に?とティファニー









そうだ









一週間も知らん顔を?








ロマンチックだろ










泣きながらティファニーが『愛してる?』







パット『心から』










やっと結ばれた2人。







エンドロール前にこのセリフが流れる。







人生はいろんな方法で人を傷つける



うまくいえないが—



誰だってクレイジーな部分はあるだろ?



また日曜日が好きになった



みんなに助けてもらって

僕は本当に幸運な男だ





最後にティファニーとパット、2人の仲睦まじいシーンでおしまい





感想

笑いありそしていつの間にか涙ありの恋愛ドラマ。

私はパットと同じような経験をしていたので、この作品にずいぶん共感できた。

ある日突然なんの前兆もなく裏切られると、きっついホントに。

自暴自棄になって何も手につかず力も沸いてこない。

だからこそ、ティファニーの言った、『過去を含めた自分が今の自分だ』というセリフに納得した。

時間はかかったが、今ではありがたいことに周囲から支えられ、ごくごく一般的な生活を送れている。



個人的な無駄話はここまでにしておき、作品を観て、ジェニファー・ローレンスの演技がよく印象に残った。

不器用だけど、少しずつ前進していくパットを観るのも楽しい!

最後のダンスのシーンも演出とカメラワークがかっこよくてよかった。



自ら変化を求めれば、必ず変われる報われるという事がテーマだろう。

この変化を求めるという事が中々難しく、どんなに靴を磨いても、それを履く人がいなければそれは何の役にも立たない、求められない物のままで終わってしまう。

それを改善するには自ら行動し求める事が重要であると、この映画は伝えたかったんじゃないかと推測する。

靴を磨き終えたら次は履いてもらえるように、行動し求めていこうと思った。


終わったら寝るつもりだったが、忘れないうちに書き留めたかったいい作品!


10/8.5