「海を渡ったサムライの娘 杉本鉞子」を読んだ。新潟県長岡市 | シュミちゃんの「塵壺 新報社」

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越後長岡藩・軍事総督の河井継之助の諸国旅日記「塵壺(ちりつぼ)」(“ごみ箱”)に因み命名。
雑記、映画批評、まちづくりやものづくりのプレゼン、官民、教育機関、メディア等への批評、提言を
新潟県長岡市を軸に記述します。

もう数年前から、意識して本本を読むようにしてます。
時間があれば開くという感じで。

カバンBLEUET TOTE CBKには大体必ず1冊を忍ばせてときます。
なかなかいいすよ。
こういう勉強も。
自分が興味のある本を読むんだから強制じゃない。

本は、新潟県長岡市の図書館から借りて来ます。
旬なものは本屋で買う場合が。

図書館はありがたいすね。
あれこれと読みたい本が山程ある。
死ぬまでどれくらい読めるんだろうか。

先月、読んだ本です。



越後長岡藩筆頭家老・稲垣平助の娘、
稲垣鉞子=杉本鉞子(すぎもと えつこ)
が、
書き上げたエッセイ
「武士の娘 A Daughter of the Samurai」に言及したものです。
読み応えがありました。

自分は以前に、その元となった「武士の娘」はもう読んでいて、凄く感銘を受けてました。
とにかくさすが武士の娘、品が違うというか、文章が素敵なんすよ。とても美しい文体。描写。
書こうと思っても書けるものじゃない(原文は英語)。
また、翻訳された大岩美代氏の言葉の抽出の功績も忘れてはならないだろう。

この本は、明治~大正時代に書かれた鉞子のエッセイをまとめて、アメリカアメリカで1925年に出版され、ベストセラーとなりました。
それから世界中地球で次々に出版されていったという凄い作品。
今でも刊行されてるんすよ。

それに、この地、長岡市における当時の長岡藩時代侍の様子、北越戊辰戦争後の越後長岡の情景とかが描かれてる(因みに鉞子は、明治初期の生まれ)。
それがとても不思議でファンタジーじゃないですか。
あたかもタイムスリップしたような。
だって例えば、長岡市の信濃川の土手とかが出て来るんですよ。
それだけでも価値がある。

そんなこともあってか、実際に鉞子が歩いたらしいその土手に、モニュメントが立ってます。
みんな知ってるかな。



そこに自分が今居る。
その縁に感謝して、さらにまた「武士の娘」を読み返したり、この本に関連した研究書物を読むというのも、それはそれは特別な思いにかられますよ。
乙なもんじゃないですか。
現在、内田義雄著「鉞子 世界を魅了した「武士の娘」の生涯」を読んでる最中です。



さあみなさん、もっともっと自分を高めるためにどんどん本を読みましょうぜ。
人生は日々勉強すよ。
自分から好きなことを選んで、進んで勉強しなくちゃもったいないですって。


★越後長岡藩と言えば軍事総督・河井継之助。記念館にどうぞ。長岡になぜ歴史遺産の建造物が無いのか?杉本鉞子はなぜアメリカに渡ったのか?そんな諸々の歴史背景を想像しながら、越後長岡の旅をゆったりどうぞ。温泉につかり、地酒と地肴でも味わいながら。



ほんじゃね読書

平成27年5月11日


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