(4)千波丈太郎後援会の意義
① 従来の活動面
千波氏は、芸能歴50年、その間自身の芸術を磨くだけではなく、千波塾を通して若手の教育にも尽力してきました。特に近年は、銀座博品館劇場で、「銀座ロマン」と称し、5年間、公演を継続してきました。古き良き銀座をテーマに、戦争の悲惨さ、平和の大切さ、銀座の繁栄、更には若手俳優の教育と、大きな足跡を残しています。
しかし、一昨年、昨年と、事業的に成立しないため公演を断念せざるを得ませんでした。今年初頭を飾る資生堂の企業目標が、銀座の復興であり、文化の発信です。まさに時宜を得たものであり、千波氏にとっても今年に期するものがあります。
② 将来を視野に入れて
とはいうものの、「銀座ロマン」だけを推進するだけでは、千波丈太郎の活躍の場が小さく、広く文化全般への働きかけと、公的な援助を受けるための組織化が不可欠です。そのためには、東アジアの文化交流という大きな視点と、墨田区を一つの視点とする活動計画の立案と実行が考えられます。
氏が、現在墨田に居を構えて、墨田の繁栄と平和への舞台を新たに創出したいと考えているのは、一つの方向性を示唆しております。
仮称「墨田慕情」というような劇を、墨田で連続的に公演を行っていけば、スカイツリーに訪れる人々の動線も、有機的な繋がりとなくなることが期待されます。また、子供たちに生きた舞台を見せることは、情操教育のうえ、モラルの向上、墨田の歴史を知ることでの郷土愛などを育むことになるでしょう。
当然、公演と地元の商店街とのコラボレーションによるシナジー効果も期待できます。
墨田在住の文化人、俳優、舞台芸術関係者等、多くの才能を結集し、自前の文化創出がなされれば、墨田住民の福祉と厚生のためにも、歴史的なエポックを作ることが可能であると考えられます。
将来的には、中国、台湾、韓国などの海外からの観光客の定着化など、多くの可能性を秘めており、その点でも、多くの後援者の参加で、実現化を図るために、国や東京都に先鞭して墨田区が援助を行うことを求めていくことも可能です。
以上の観点から、事業を進めていくことを企画しております。
③ 発起人等としての応援のお願い
設立に際して発起人として、また活動会員として、積極的な支援をされるよう、各方面の皆様にお願いをしたいです。特に、千波塾に係わってこられた皆様には、倍旧の応援を期待しております。それぞれの能力や特技などを生かして、企画、財政、役所との折衝、会員募集、舞台の準備などの役割を分担頂けてこそ、本企画の目的が達成できます。千波丈太郎の活動のために、宜しくお願い申し上げます。
(5)事業計画
① 後援会
ⅰ)会員
一般会員、活動会員、法人会員を募集する。
◎ 活動会員 この法人の目的に賛同し、この法人が行う事業活動等を推進するために入会した個人
◎ 法人正会員 この法人の目的に賛同し、この法人が行う事業に協力するために入会した法人
◎ 一般会員 この法人の目的に賛同し、この法人が行う事業に協力するために入会した個人で、活動会員以外の個人会員:年会費を払い、後援会からの情報等の提供を受ける。
ⅱ)事業収入
◎ 年会費収入
個人会員:5,000円/1口
法人会員:50,000円/1口
◎ 広告収入
◎ 助成金等
◎ 公演会収入
◎ その他
ⅲ)会員への特典
◎ 会報(季刊)
◎ 公演入場料の割引
◎ 公演リハーサル等の見学
◎ 広報活動の援助(広告出演料の割引、肖像権の割引、講演回等への出演など)
◎ その他
② NPO
詳細は、NPO法人定款作成の上、後援会活動会員の協議で決定する。
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