8月26日(水)

 

コロナのせいで、なかなか遠出はできません。

その代わり近隣への小旅行をするようになりました。

今まで気づきませんでしたが、近くにも見どころはいっぱいありますね。

自分の足元を見直すいい機会になっているかと思います。

 

今回は、比叡山延暦寺へ行きました。

健脚のおふたりとご一緒です。

自粛が始まった3月末ぐらいから、なるべく歩くようにしたり

きくち体操をしたりして運動不足にならないよう

自分なりにがんばっているつもりでしたが、

おふたりに着いて行くのはたいへんでした。

「もっと、ちゃんと運動しないと」って、言われちゃいました。トホホ。

運動してないわけやないんやけどね……

 

 

出町柳から叡山電鉄で八瀬比叡山口まで。

ケーブル、ロープウェイと乗り継いで、比叡山頂まで行きました。

 

 

 

バスには乗せてもらえず、舗装路から山道へ入りました。

大比叡。ここがほんとうのてっぺんだそうです。

 

 

延暦寺へ行く途中、智證證大師円珍の廟に寄りました。

円珍は、延暦寺第5世の座主です。

 

少し山道を歩いて、延暦寺東塔地区まで下りました。

 

上の写真は、法華総持院東塔です。

下は、阿弥陀堂です。

 

 

休憩所でお昼をいただいた後、前唐院へ行きました。

 

 

前唐院は、第3世座主であった円仁が住まいにしていたところです。

円仁も円珍も唐に渡っていますが、円仁のほうが先に唐に行っているので、

その住まいを前唐院、円珍はその後に行っているので、

その住まいを後唐院と呼んでいるそうです。

 

この後、西塔地区に向かいました。

橋を渡ったところに、山王院があります。

 

 

ここが、円珍が住まいにしていたところです。

山王院、別名を後唐院といいます。

 

更に進んで行くと、浄土院に着きます。

ここは、延暦寺の開祖最澄の廟です。

 

 

 

更に西塔地区を歩いて行くと、

にない堂、釈迦堂に着きました。

 

 

にない堂の左の建物は、法華堂です。

写真には写っていませんが、右には常行堂という建物があり、

そのふたつの建物を渡り廊下がつないでいます。

廊下がまるで、にない棒のような役目を果たしているようなので、

にない堂と呼ばれているようです。

 

 

上の写真は、釈迦堂です。

 

ここから、東塔地区にもどりました。

最後の訪問場所は、円仁の御廟です。

 

 

急な坂道をずんずん下って行った先に、御廟はありました。

帰りは、この坂を上がって帰るんだと思うと、それも憂鬱でしたが、

坂自体を下りるのも一苦労でした。膝に堪えました。

同行者は、ここを走って下りてました。考えられません。

 

やっとたどり着きました。

慈覚大師円仁の御廟です。

 

 

 

数年前、別の友人とこの墓を探して来たことがあるのですが、

バスの時間が気になって(というか、あの坂を時間内に登る自信が無くて)

途中であきらめました。

そういう意味では、念願の御廟なんです。

来てみれば、もうちょっとのところだったのですがね。

惜しかったです。

 

 

帰りは、ケーブルで坂本まで下りました。

 

 

一泊目は、大津駅前のホテルに泊まりました。

 

 

近いということもあり、比叡山には子どものころから何度か来たことがあるのですが、

そのたびに根本中堂だけ見て、見学終了のような気分になっていました。

今回は、丁寧に見学することができました。