ふと、思い出したので。

いま確認をすると1985年の映画なんですね。
当時、その題名とネコ姿のジョバンニとカンパネルラにつられて試写会の観賞に応募したんですがハズレてしまい、代わりに絵葉書とノートが送られてきました。

一生の宝物です( ̄∇ ̄+)

SOUS LE SOLEIL EXACTEMENT-銀河鉄道の夜ノベルティ


小説そのものは中学生のころに買い何度も読みましたが、いつのまにか失くしてしまい、、、
どこ行ったんだろう・・・
なぜかDVDを買うということには気づくことなくいて、いつのまにか忘れてさえいたんですが、昨年か一昨年にYoutubeで偶然見つけ、初めて全編を観賞。



本当に驚くべき作品ですね。

賛美歌の聞かせ方や登場人物たちの言葉の抑揚、間の取り方や場面転換などは、同じ車輌に乗車して同じ時間を過ごしてるような気分になります。

中でも↑の動画の3:20からの家庭教師の青年の告白にはこころ打たれました。

  私は人を押しのけながら考えていました。

究極の矛盾ですね。
この子達を救うために、人を押しのける生死の葛藤。

氷山の浮かぶ冷たい海で沈む船に乗っているという状況では、人を押しのけて救命ボートに向かうか、船とともに海中へ向かうかの二択なんですよね。
窮鼠ネコを噛むということわざがありますが、逃げてたネズミは追い詰められた最期にはネコに向かって行くわけですよね。。。三番目の選択肢ってないものなのかな?

  本当の幸いに近づく、ひと足づつですから

アメリカ独立宣言には生命・自由・幸福の追求の権利が謳われていて、日本国憲法第13条にも「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」と記述されているんですよね。


う~ん、三番目の選択肢ねぇ・・・