※このゲームは「CERO Z 18才以上対象」です ■出会いはあのつらかったE3 2006  2006年5月7日,つまり昨年のゴールデンウィーク最終日。私と松本隆一の2名は,FF14 RMT,ほかのE3取材スタッフより一足先に日本を発った。E3 2006開幕前に大手パブリッシャが独自に実施する,いくつかのプレスカンファレンスを取材するためである。 Microsoftのプレカンは,E3開催前日の5月9日にチャイニーズシアターで実施された。ここで発表されたタイトルのほとんどはXbox 360版だったが,ビル?ゲイツ氏自ら「Live Anywhere」の構想を解説するなど,PCゲーマーにとっても有益なカンファレンスであった。 しかし,この場で発表されたあらゆる作品や構想をひっくるめて,最も場内を沸かせ,そして期待を抱かせた作品は,この日最初に紹介された「Gears of War」(以下,GoW)だったに違いない。 それは,埃っぽい荒廃した世界で,金属の装甲に身を包んだゴツい男達が,馬鹿デカい悚虮Гà疲冥楸冥丐趣长饯长今lけ回るゲームであった。 何やら壁に「ガツン!」と体当たりしてみたり,物陰に身を隠しながら悚坤饱谣绁い瘸訾筏茡膜盲皮撙郡辏に取り付けられた電動ノコギリで敵を真っ二つに切り裂いてみたり(会場は大歓声)……。 いや,グラフィックスの美しさ,演出のうまさや迫力などは,確かにトップクラスだったが,かといって前回,この連載でoNoが紹介したほど特別変わったゲームというわけではなかった。だが,慎重で理に適ったアクションという現実感と,むやみに肉厚でダイナミックな演出という非現実感が混在するその作品には,なんだか妙なインパクトがあった。「銚膽椁潜冥松恧螂Lすのは分かるけど,なんか今,思いっきり肩から壁に当たってなかった?」とか,ところどころちょっぴり引っかかったのだ。うーむ,本当にそんなゲームなんだろうか? ……本当にそんなゲームだったのである,DQ10 RMT。 GoWに登場するのは,どいつもこいつも極限まで肉体を鍛え上げた,とにかく筋肉隆々のムキムキ兵士達。彼らが電ノコ付きの巨大なライフルを持ち,ブッ壊れそうなぐらい全力で遮蔽物に体当たりしながらそっと身を隠し,壁から壁へ,柱から柱へと渡り歩く,そんなアクションゲームだったのだ。あのプロモムービーで受けた印象は,少しも間違ってはいなかったのである。 ■なんかもう絶望的なストーリー
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