セガが開発中のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」(/)で,PlayStation Vita(以下PS Vita)版のスクリーンショットがさっそく公開された。

 本作のPS Vita版が発売されることは,先日に配信された「ようこそ,リネージュ2 RMT! PS Vita ゲーム天国」で明らかとなったばかりだ()。その反響は大きく,プレイヤーの期待を感じさせるものだったが,早くもそのゲーム画面がお披露目となった。

 とはいえ,画像をよく見るとまだまだジャギーが目立ち,全体的に粗く見える。PS Vitaならもっとがんばれるのでは……と思わせるものだが,セガによると,このスクリーンショットは「初期段階のもので,完成度では10%以下」だという。「今後の開発進度により,PC版の最高描画レベルに迫る予定」とのことだ。

 10%以下,つまり,とりあえず動く状態ということなのだろうから,今後の開発に期待したい。PS Vita版のサービス開始は2013年に予定されているので,メイプルストーリー RMT,それまでにどれだけブラッシュアップされるのか,続報を楽しみに待つことにしよう。



株式会社セガは、WindowsPC用オンラインRPGとして開発を進めております『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』につきまして、PlayStation Vitaでもサービスを行うことを決定しました。2013年サービス予定で鋭意開発中です。どうぞご期待ください。
『ファンタシースターオンライン(以下、PSO)』は、家庭用ゲーム機初の本格オンラインRPGとして2000年12月にドリームキャストで発売されました。その正統後継作品となる『PSO2』はWindowsPC用として開発がスタートしましたが、家庭用ゲーム機での展開を検討したとき、ちょうど登場したのがPlayStation Vitaという新たなプラットフォームでした。

PlayStation Vitaは、携帯機でありながら据え置き機にも匹敵するポテンシャルを持ち、オンラインゲームをプレイするのに十分な通信性能を備えています。家でも外でも変わらないクオリティでオンラインプレイが可能になるという点、それにより新たなオンラインゲームの遊びが提供可能になることから、『PSO2』が挑戦すべきプラットフォームとして選択するに至りました。

PC版とVita版は同じサーバーでプレイすることができます。つまり、PC版ユーザーとVita版ユーザーが同じ世界で一緒に冒険をすることが可能です。また、PCとVitaでデータを共有することができるため、PCのプレイデータをVitaでもそのまま使うことができ、家ではPCで、外出先ではVitaで、という従来にはなかった遊び方も可能になるのです。

PC版『PSO2』は、先日、5万人規模で実施したα2テストが終わり、次はさらに大規模な次回テスト(クローズドβテストを予定)へ向けて開発を進めている段階です。対して、Vita版はまだ開発がスタートしたばかりですが、同じデータでどちらも遊ぶことができますので、Vita版にご期待いただいているユーザーの皆様も、まずはPC版『PSO2』の情報や動向にご注目ください。
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