。そんなときのために,日頃から層の厚いチーム作りにも力を注ごう。  本作をより面白いものにしているのが,「スキルシステム」「サブシナリオ」の二つの要素だ。  スキルは,選手に割り当てられる特殊能力のことで,「デーゲームに強い」「代打の神様」など,さまざまなものが用意されている。また,ゲーム内ショップで入手したコアスキルとスキルパーツを組み合わせることで,オリジナルスキルを作る楽しみもある。スキルの名前だって,自分で決められるのだ。  このスキルをうまく組み合わせることで,独自のカラーを持つチームに育てられる。例えば,守備力に重点を置いたチーム作りを目指すなら,「抜群の立ち上がり」「レーザービーム」など,ピッチングや守備関連のスキルを揃えるといった具合だ。  もちろん,打撃関連のスキルをあれこれ割り当て,超攻撃的なチームを目指すのもアリ。ただし,その場合も守備はやっぱり重要で,それをおろそかにした私のチームは,壮絶な打ち合いの末14対15で敗れるといった試合が連続する,強いんだか弱いんだか分からないチームになってしまったのである。  もう一方のサブシナリオは,プレイ中に特定の条件を満たすと発生するもので,スター球児がドラフトの目玉選手となる「グラサン王子」や,選手達のモチベーションが高くなる「メークドラマ 開演!」など,ゲームをよりドラマチックなものにするさまざまなイベントが用意されている。中には,発生条件に到達するのは時間がかかるものの,あの野茂英雄投手を確実に獲得できるものもあるのだ。  すべてのサブシナリオをコンプリートするのは大変だが,ドラゴンクエスト10 RMT,ぜひ挑戦してみたい。  シーズン終了後には,FA宣言を行った選手への入札,ドラフト会議や契約更改,トライアウトといったイベントが用意されている。  FA選手の獲得は戦力補強のポイントの一つだが,無事獲得できた場合,相手球団に支払う補償金も高くつく(逆に,自分の球団のFA選手が他球団に獲得された場合は,かなりの補償金が入ってくる)。  また,ドラフトで獲得した選手への契約金の支払いもあるし,契約更改によって多くの場合,選手への毎月の給与も高くなる。オフシーズン中にゲームオーバーにならないよう,シーズン中のお金の使いすぎにはご注意を。といっている私がそうでした。えへ。  本作がどんなゲームか,イメージしてもらえただろうか。さまざまな要素に目を配り,限られた資金をやりくりしつつ,強いチームに育て上げていくのは並大抵のことではない
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