高級プロジェクタを扱うChristieのMicroTilesが展示されていた。これは,720×512ドット解像度の直方体状のリアプロジェクタを積み重ねて大画面を構成するというモノ。会場では6×4モジュールを並べて4K映像を表示していた。  映像信号はカスケードで隣のディスプレイに順繰りに回しているだけなので接続はかなりシンプルであり,隣のモジュールとは赤外線通信でやり取りを行うため,キャリブレーションなども一度にできるという。原理上,どうしても継ぎ目は見えるのだが,この製品の場合は1mmとのことで,最小限と言っていいのではないだろうか,ugg 偽物。  民生用ではないのだが,壁いっぱいに積んでみたいディスプレイではある。 ●低価格VRシステム  日本バイナリーが展示していた,ソニーのを用いたVRシステム。同社のバーチャルリアリティツールキットVizardとKinectを組み合わせた,VRの体験版のような構成となっている。HMZ-T1には,ジャイロセンサーモジュールが取り付けられており,装着者の頭部の動きに反応して視界が変わるようになっている。  ほとんど民生機器で構成されているので,同様のシステムをゲームに使うのも無理ではないかもしれない。 低価格化が進む3Dプリンタ 3Dプリンタの出力に着色して作られたフィギュア  今回は3Dプリンタの出展がとくに多かった。もちろん,こういった展示会なので例年いくつかの出展はあるのだが,Buy Diablo 3 Gold,今年は一気に増えていた感がある。  さて,3Dプリンタとは,立体物を出力してくれる機器である。過去に何度か紹介したこともあるZ-Printerの場合,インクジェットプリンタで糊(バインダ)とインクを吹き付け,その上に薄く粉末を載せて積み重ねていくことで立体物を形成する。粉を固めるタイプなのでちょっと脆いとか,粉の影響で色がやや薄くなるといった難点はあるが,フルカラーの立体物を一発で形成できるのが特徴だ。 これが35万円からの3Dプリンタ。原料となる樹脂は巻き線の形状で供給される  似たような積層式ながら強度が格段に高いのが樹脂による積層形成だ。溶かした樹脂を塗りつけていくタイプで,出来上がったものはプラスチックそのものの強度に仕上がるという特徴を持つ。ただし,形成と着色を同時にすることはできない。  今回目立ったのは樹脂による3Dプリンタだ。なかでもBFB 3D TOUCHシリーズは,高級品より精度は落ちるものの,35万円からの製品が出展されていたのが目を引いた
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