発売元: 発売日:2011/03/03 開発元: 価格:7770円(税込)  「」は,アクワイアが開発,スパイクが販売を手がけるPS3用アクションアドベンチャーです。  本作は,可能なことが豊富に用意された世界の中で,自分の好きなように,行動できる,オープンワールド型の作品となっています。ゲーム内に構築されている架空の幕末世界は,DarkBlood RMT,いい意味での“おバカ”なテイストを重視しており,プレイヤーはそこで大らかに,侍としての人生を楽しんでいくことになります,ro rmt。  今回寄せられたレビューでは,この“コンセプト”と“おバカ感覚”に対しては,ほとんどの人がとても好意的な印象を持っているようです。  また本作に“ヤリコミ要素”が非常にたくさん盛り込まれていることに対しても,良い評価を与えている人は多いです。自キャラクターのカスタマイズ要素や,刀の作成,多様な“流派”の存在などがあり,「ボリュームが半端ない」と,その内容の充実ぶりを表現しているレビュアーも存在します。  より具体的なゲームシステムの部分では,“戦闘部分の作り込み”を高く評価している声が見られます。“侍”が主役に据えられているゲームらしく,戦闘システムには“刀による戦いの醍醐味が凝縮されている”と分析しているレビューも見られます。  このように複数の評価すべきポイントが挙げられていますが,残念ながら,寄せられた投稿を見ていくと,どうも多くのレビュアーは,本作の内容にあまり満足していない様子。スコアも集計時点で55ポイントの176位と苦戦気味な印象です。  良くないところとしては,まずほとんどの人が“難度が高すぎる”と感じています。敵が強すぎたり,岡っ引きや同心に理不尽に捕まってしまったりすることが多く,そのためにプレイを快適に進めていくのが難しいとのこと。  また複数の人が“カメラの制御に難がある”“処理落ちが多すぎる”といった苦言を呈しています。これらもプレイ中に没入感が削がれる原因となってしまっている様子です。  そしてこういった悪い点が重なることで,残念ながら多くの人が本作に対して「未完成な部分が多い」と感じる結果を招いてしまっているようです。  レビュアーの中には,これら良い点と悪い点を両方とも加味した上での総評として,「どっぷりハマる人と二度とやりたくなくなる人に綺麗に分かれる」「ハマる人はハマるけど嫌な人はすぐ飽きるかと……」という見解を示している人がいます。  本作はいきなりバッサバッサと敵を切り倒す爽快な気分が味わえるゲームではなく,ゲームを楽しむコツが分かるにつれて“じわじわと面白くなってくる”タイプの作品です。そこに到達できれば,ゲーム世界の中で楽しく行動できるようになるとのことですが,そこに至るために超えなければならないハードルは,わりと高めな模様。総じて本作は「人を選ぶけれども,肌に合えば大いにやり込める」という,個性のとても強い作品となっています。
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