。物語の結末にどのような印象を抱くかはプレイヤー次第だが,個人的には「いつか新章を遊びたい」と思える内容だったのは確かだ。 基本システムに大きな変化はないが随所に新たなアイデアが盛り込まれている  基本的なゲームシステムは前作から大きく変わっておらず,TPSを遊んだことのある人であれば,シリーズ作をプレイしていなくてもすぐに操作に馴染めるはずだ(ストーリーのつながりを考えると,もちろんシリーズ作を遊ぶことをオススメするが)。カバー?ポジションを軸とした攻防の駆け引きや,ランサーやレトロ?ランサーによる一撃必殺の接近戦などが生み出す,メリハリの効いたゲーム展開も健在である。  なお,カバーアクションが盛り込まれた作品は,膠着状態に陥りがちだったりすることもあるが,cabal rmt,本作のカバーポイントは破壊されてしまうことがあるし,中途半端な遮蔽物では防げない攻撃なども存在する。爆発物や近接攻撃など,油断していると一瞬で戦況がひっくり返る攻撃手段もあるため,緊張感は思いのほか高い。  本作では基本的に,ハンドガンと投擲武器に加え,2種類の武器を携行できる。プレイヤーは状況に応じて,rmt,4種類の武器を切り替えながら敵と戦っていくというわけだ。  武器にはそれぞれ違った特色が備わっており,装填できる弾数やエイミング方法,威力といった要素だけではなく,接近戦においての効果なども異なっており,面白い。  鉄板で申し訳ないのだが,筆者的にオススメの武器はランサーだ。“射撃”という一点のみを捉えると,至って普通の武器なのだが,接近戦闘ではチェンソーに早変わりするこの極悪アイテムは,もはやGoWシリーズの代名詞といっても過言ではなく,多くのプレイヤーに愛用されている。チェーンソーで敵を一気にぶった切る爽快感は,撃ち合いで得られるそれとは大きく異なるものだ。また使う場面は少ないが,敵を火だるまにできる火炎放射器なども,大人向け(CERO Z)の作品が好きなゲーマーにとっては堪えられないものがある。 最終章に相応しいど派手な演出の数々休む暇などないノンストップバトル  本作はシリーズのフィナーレを飾る作品だけあり,これまで以上に力のこもった演出が盛り込まれている。ゲームを少し進めれば巨大な敵との戦闘が楽しめ,序盤からクライマックス感を味わわせてくれるのはさすがだ。もちろんシリーズ伝統の,休む暇もないようなジェットコースター展開は健在で,登場人物の視点が切り替わりつつ,刺激的なシーンが次から次へとプレイヤーに提示される
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