池宮彰一郎「高杉晋作」読了
幕末を描いても、史実への迫真、切れ味の鋭さは
相変わらずです
「百人の坂本竜馬がいても、革命発起にはならない」とか
「薩摩人は権力が欲しかっただけ」とかw
高杉についても、
「よっ!征夷大将軍!!」とか
「松陰の遺骸を将軍専用の橋を通す」とか
「彦島割譲を防ぐため、古事記を延々と語る」とか
どれも大好きなエピソードですが、
『後世の作り噺』とばっさり
逆に、高杉晋作の実像が分かったようで、
ますます好きになりました。
功山寺に行っておいて良かった
(と言っても、長州に10年以上住んでいながら、
去年初めて行ったのでした)
ここからの回天はホント痺れます
「長州男子の肝っ玉をお目にかける!」
一度使ってみたい台詞です