唇からナイフ（’６６）
原作：ピーター・オドンネルの新聞連載漫画「モデスティ・ブレィズ」
監督：ジョセフ・ロージー
女性版「００７」ともいえる ６０’Ｓ カルト・ムービー
ゆる～いスパイ映画として観れば、１２０分の長さも耐えられなくもないのですが
豪華キャストにカンヌ受賞監督のジョセフ・ロージー。 こんなんでいいんですか～（笑）
イギリスは中東から石油資源を獲得した見返りとして、ダイヤを送ることになった。
ところが、国際ギャング団が、ダイヤを狙って暗躍しはじめたという情報を知った。
そこで、このダイヤを守るべく、札つきの女賊モデスティ（モニカ・ヴィッティ）を
口説きおとして、ダイヤ護衛にあたらせることにしたのだったが・・・・。
ダイナミックとは程遠いアクションシーン。調子外れのミュージカルシーン。
バレバレなスパイ活動。ミサイルの速度の遅さ。このゆるさはある意味魅力っ。
ま、私個人はモニカ・ヴィッティがいれば、ぐだぐだな内容でもいいんです（笑）
着せ替え人形のように、ポップでキュートなファッションを着飾る
モニカ・ヴィッティの１８変化。 敵を追い込むことより、まずは着替え（笑）
初めて観るジョセフ・ロージーの作品がこれっていうのは幸か不幸か・・・・
モニカ・ヴィッティの他にも、テレンス・スタンプ、ダーク・ボガードを擁して
何でこんな映画撮ったんでしょう・・・・資金作り？ 会社からのゴリ押し？
それとも、とにかく楽しみたかったから？ 人間息抜きが必要だからね（笑）
私も緊張感のある作品ばかりだと疲れちゃうから、たまにはこういのもいいかもっ。
ダイヤモンドも男たちのハートもイタダキ♪
スーパークールな女泥棒モデスティの華麗なアドベンチャー!
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