Z(’69)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
![アルジェリア](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/sola-co/1896745.gif)
原作:ヴァシリス・ヴァシリコスの同名の小説
監督:コスタ=ガヴラス
ギリシャで実際に起きた自由主義者グリゴリス・ランブラキス暗殺事件を
モデルにした原作をコスタ=ガヴラスが映画化。
“実在の出来事や人物と類似しているようであれば、それは意図的である。”
いいですね~ 挑発的で(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131217/10/pyscipks/f8/9e/j/o0595032512783288302.jpg?caw=800)
地中海に近いある軍事政権国家で、革新政党の指導者Z氏(イヴ・モンタン)が
暴漢に襲われた後、死亡する。当局は自動車事故による脳出血と発表するが
これに疑問を抱いた予審判事(ジャン=ルイ・トランティニャン)は
新聞記者(ジャック・ペラン)の協力を得て真実に迫ろうとする。
そして事件の背後に隠された陰謀にたどり着くのだが……。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131217/10/pyscipks/d7/4c/j/o0800030212783288304.jpg?caw=800)
久々に骨のある社会派作品に出会った気がします。
この手の作品には、肉があって骨がない作品が多すぎます(笑)
自分の国ことを描かれたギリシャでは当然のごとく上映禁止。
ついでに、同じ軍政国家だったスペイン、ブラジルでも上映禁止。
そんなことしても、映画は死なないのだ。
タイトルの、暗殺された指導者の名でもある 「Z」 は「彼は生きている」という意味。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131217/10/pyscipks/d2/e8/j/o0750057012783288303.jpg?caw=800)
沈着冷静な予審判事役のジャン=ルイ・トランティニャンが格好いいっ。
出頭してきたお偉方が 「この上ない侮辱だ!」 とわめき散らしても
「名前と職業」 と軽くあしらうところなんかもう痛快です。
そうそう、題材が題材だけに、映画の完成が確実でなかったため
俳優陣のギャラは、前金ではなく配当制だったとか。
それでも、イヴ・モンタンやトランティニャンは快諾して参加したんだそうです。
アカデミー賞外国語映画賞受賞作
実際に起こったギリシャの政治家暗殺事件をもとにした、コスタ=ガヴラス監督が贈る社会派サスペンス。
Z [DVD]/イヴ・モンタン,ジャン=ルイ・トランティニャン,ジャック・ペラン
![](https://stat.ameba.jp/blog/img/ucs/affiliate/common/no_image_affi_article.gif)
¥3,990
Amazon.co.jp