巴里のアメリカ人 | Untitled



巴里のアメリカ人(’51)アメリカ


監督:ヴィンセント・ミネリ


『雨に唄えば』 とともに、MGMミュージカルの最高傑作。

ジーン・ケリーがピッタピタのボディスーツ着て踊るシーンがあるんですけど

お尻の筋肉がスゴいんです。 キレキレの踊りの原点はあのお尻なんですね(笑)

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絵描きになることを夢見てパリにやってきたアメリカ人のジェリー(ジーン・ケリー)は

清楚なパリ娘のリズ(レスリー・キャロン)にひと目惚れする。

二人は愛し合う仲となるが、リズは婚約していることをジェリーに隠していた。

その婚約者はジェリーの友人でもある歌手アンリ(ジョルジュ・ゲタリ)だった。

同じ頃、ジェリーの絵に惚れ込み、金持ちのミロ(ニナ・フォック)が急接近し始め・・・・

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それを言ってしまったら何もできないでしょ。と言われればそれまでですが

一生懸命がんばって、巴里の街並みやセーヌ川左岸を再現しても

そこは、MGMのスタジオでしょ(笑) やっぱり無理がある。

そのアメリカン・ジョークは、フランスで通用するのか?

だから 『巴里のアメリカ人』 じゃなくて 『MGMのアメリカ人』 なんです。

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ヒロイン役のレスリー・キャロンもどうしたものかと・・・・

一応フランス生まれの女優さんらしいですけど

チビで出っ歯でちんちくりんの髪の毛で

理想のパリジェンヌには程遠い・・・と思いきや

元々バレリーナで巡業中にジーン・ケリーの目に留まり

見出されただけあって踊りは素晴らしいっ!

そして、18分にも及ぶ終盤のミュージカルシーンは圧巻!

やっぱり往年のミュージカル映画って、夢があって幸福感に満ち満ちてるんです。

“MGMのアメリカ人” とか “ちんちくりん” とか全部吹き飛んでしまいます(笑)



アカデミー賞作品賞他5部門受賞作


ジーン・ケリーがパリを舞台に華麗に舞う、ロマンティック・ミュージカル。
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