愛の嵐 | Untitled



愛の嵐(’73)イタリア国旗アメリカ


監督:リリアーナ・カヴァーニ


シャーロット・ランプリングが上半身裸にサスペンダー

ナチス将校の帽子を被り、黒革の長手袋をはめ、妖しい夜の宴で歌い踊る。

デカダンス!! 退廃的な美しさがたまらないっ。

ただ、見た目ほど変態映画ではありませんよ(笑)

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1,957年のオーストリア、ウィーン。

ホテルでフロント係として働くマクシミリアン(ダーク・ボガード)は

戦時中はナチス親衛隊の将校で、身分を隠して暮らしていた。

ある日、ホテルの客として有名な指揮者が訪れる。

マクシミリアンはその妻ルチア(シャーロット・ランプリング)の姿に愕然とする。

ルチアは13年前、マクシミリアンが強制収容所で弄んだユダヤ人の少女であった。

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互いに傷つけ合いつつ憎悪と紙一重の愛に溺れていく元ナチス将校とユダヤ人女性。

マクシミリアンはナチスの悪業の生き証人であるルチアと関わることで

自分の素性が明らかになってしまうかもしれない危険がありながらも・・・・

ルチアは現在の夫との裕福な暮らしがありながらも・・・・

二人はむさぼるように愛欲に溺れていくんです。

極限の状況で出逢った男と女というものは、愛情とか憎悪とかを超越した

離れたくても離れられないものがあるようです。

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最初にも書いた、退廃の宴で歌い踊るシャーロット・ランプリング。

画は絶対、載せれませんけど(笑) 

最近では、フランソワ・オゾンの作品でお馴染みですね。

か細い体に子猫のような目で、こんな歌を歌うんです。

何が欲しいかと聞かれれば♪♪ 小さな幸せとでも言っておくわ♪♪

だって、もし幸せすぎたら悲しい昔が恋しくなってしまうから♪♪



1950年代のウィーンを舞台に、ナチズムに翻弄された男女の愛憎を通して、ナチズムとは何だったかを描く。

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