吸血鬼 ボローニャ復元版('30-'31)
![ドイツ国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87114.gif)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
監督:カール・Th・ドライヤー
元々 『吸血鬼』 は、英・仏・独の三ヶ国語版が製作されて
その後、どれも不完全な状態になってしまう。
1,990年代にボローニャのシネマテークが独語版をもとに
現在望みうる最も理想的な復元版を完成させた。
というのがこの 「ボローニャ復元版」
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130602/16/pyscipks/7b/aa/j/o0500038412561366163.jpg?caw=800)
夢想家の青年アラン・グレイは、フランスのとある村を訪れ
そこで世にも奇妙な出来事に遭遇する。
古城に住む家族が女吸血鬼の餌食となり
城主は殺害され、娘は女吸血鬼に血液を奪われる。
アラン・グレイも血液を抜き取られた後
自分の肉体から魂が抜け出してしまう。
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130602/16/pyscipks/1e/8f/j/o0800065012561366161.jpg?caw=800)
復元版のおかげで、ドライヤーが描きたかった
ぼんやりとした白日夢のような世界を感じることができました。
なぜか 『ヴァンパイヤ』 というタイトルで出ているDVDは
画が潰れているというか、薄暗いシーンは何だかよくわからないところも多かった。
カメラレンズに薄く透き通る絹織物をかけ、太陽光線をそれに通過させることで
灰色の霧のような効果を出したという美的映像。
それを堪能する、ある程度の環境は必要ですね。
![Untitled・・・・](https://stat.ameba.jp/user_images/20130602/16/pyscipks/ac/c7/j/o0320023412561366160.jpg?caw=800)
夢想家の青年が体験する得体の知れない不可思議な世界。
現実と幻想が曖昧になり、自分自身の内的世界を覗き込む。
ドライヤーがこの作品について
「私たちがごく普通の部屋に座っているとしましょう。」
「突然、ドアの向こう側に死体が横たわっていると知らされます。」
「すると私たちが座っている部屋は即座に、完璧に変貌してしまいます。」
「しかし、物理的には前と同じなのです。変わったのは私たちなのです。」
ほら、あなたの部屋のドアの向こう側にも・・・・
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
正統な素材、最高の状態でよみがえる、「吸血鬼」
あたかも霧の中・・・不可思議な世界が展開する。
カール・Th・ドライヤーコレクション 吸血鬼 ボローニャ復元版 [DVD]/ジュリアン・ウェスト,モーリス・シュッツ,レナ・マンデル
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