ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー | Untitled



ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー(’11)フランス国旗


監督:ジャック・リヴェット


何でこんなタイトルつけちゃったんでしょうね。 間違ってはいないけど・・・

原題は「ピック・サン・ループ三十六景」。 日本公開時には「小さな山のまわりで」

もうどれでもいいです(笑) まだまだ元気なジャック・リヴェット、御年81歳の作品。

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父親の死を機に15年ぶりに、小さなサーカス団に戻ってきたケイト(ジェーン・バーキン)

南仏ピック・サン・ループの山道で車の故障で途方に暮れていたケイトの元に

イタリア人男性(セルジオ・カステリット)が通りがかる。

ヴィットリオは、どこか影のある女性ケイトに惹かれて南仏の田舎町に留まり

彼女のサーカス団につきまとい、一座の面々とも親しくなっていく。

そして、ケイトが何かトラウマを抱えていることを知ることになる・・・・。

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小さなサーカス団を通して、人間の喜びや哀しみを

軽妙に味わい深く描かれた小品。といったところでしょうか。

遊び心もあって、演劇的な演出もリヴェットらしい。

いつもは、上映時間が異常に長いリヴェット作品ですが

84分という長さでシュッと収めています。疲れちゃったんでしょうか(笑)

ただ、この短さでもダメな人はこの上なく長く感じてしまうでしょう。

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劇中に挟みこまれるサーカス団による演目や寸劇。

この寸劇がちっとも面白くない。でも、くすっと笑ってしまう。

フェリーニ作品でも感じることですけど、こういう道化師の姿を見ると

人間の哀愁というか、もの悲しさみたいなものを感じてしまう。


→ ジャック・リヴェット監督作品


ジェーン・バーキンとヌーヴェル・ヴァーグの巨匠ジャック・リヴェット監督とが南フランスの巡回サーカス団を舞台に描いた心温まる大人の愛の物語
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