リュミエールと仲間たち | Untitled





リュミエールと仲間たち(’95)フランス国旗


リュミエール兄弟が、世界初の映画を撮影してから100年。

40人もの監督が、木箱のような最古のカメラ・シネマトグラフを使って撮影された短編集


総監督・写真 : サラ・ムーン

監督 : パトリス・ルコント、クロード・ミレール、ジャック・リヴェット、ヒュー・ハドソン
    ミヒャエル・ハネケ、リヴ・ウルマン、ジョン・ブアマン、吉田喜重、チャン・イーモウ
    アラン・コルノー、ヴィム・ヴェンダース、ジェームズ・アイボリー、スパイク・リー
    アンドレイ・コンチャロフスキー、ピーター・グリーナウェイ、アーサー・ペン
    クロード・ルルーシュ、アッバス・キアロスタミ、ラッセ・ハルストレム
    コスタ・ガブラス、デヴィッド・リンチ、テオ・アンゲロプロス、他(全40名)

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

この短編を撮る上での3つのルール

規則1-1カットは52秒

規則2-同時録音なし

規則3-3テイクのみ


100年前のシネマトグラフの収録可能時間が52秒に由来しているなど

当時の撮影環境に限りなく近づけて撮られています。

たかが、52秒だけど、40人もの監督の個性がくっきり現れています。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

52秒×40人だと、上映時間が短すぎるので、メイキングの様子を映したり

それぞれの監督へ 「何故、映画を撮るのですか?」「映画は死にますか?」

の共通の質問をぶつけ、こうも考え方が違うのか・・・と思わせる答えが返ってくる。

そして、「エル」「ヴォーグ」などを手がけ、今回総監督をつとめた

モード写真家サラ・ムーンが撮ったスチール写真が挟み込まれる。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

この短い時間に、強いメッセージを込めた作品もあれば

画の中の人物を生き生きと映し出すことだけに価値を見出した作品もあり

そして中には、「????」も2~3あり(笑)

1番印象に残ったのは、アッバス・キアロスタミの作品かも

留守番電話から女性が呼びかける声を背景に

フライパンの上で目玉焼きが焼きあがる・・・・・

ただそれだけの映像なんですけど、向こう側にある彼らの人生を想像してしまう。





映画の誕生から100年、現代を生きる40人の監督たちが最古のカメラ・シネマとグラフを使って、52秒の映画を撮った超短編。
リュミエールと仲間たち [DVD]/リヴ・ウルマン,ピーター・グリーナウェイ,デイヴィッド・リンチ

¥3,990
Amazon.co.jp