八日目(’96)
監督 : ジャコ・ヴァン・ドルマル
“蝉” は、付きませんからね(笑)
10年以上前の初見時はパッとしなかったけど、今回の再鑑賞では大号泣。。。。
「ママに会いたい」 と施設を飛び出したダウン症の青年ジョルジュ(パスカル・デュケンヌ)
妻と子供に家を出られ仕事一筋の孤独な中年男アリー(ダニエル・オートゥイユ)
ある日偶然出会った二人は、一緒にジュルジュのママを探す旅に出る。
天真爛漫なジュルジュに、今まで忘れていた生きる喜びを感じるアリー
共に過ごすうち、二人の心は次第に解け合いお互いの人生を変えていく。
ジョルジュ役のパスカル・デュケンヌは実際にダウン症患者で障害者の劇団で活躍している人。
ジョルジュは真っ直ぐなぐらい純粋な面もありながら
コイツ、イラッとするわ~ という面もしっかり見せている。
もちろん、ダウン症の症状としてそう見えるだけで・・・・
“健常者”の世界で“障がい者”が生きていくことの難しさを、かなり辛辣に描いている。
だから尚更、希望に満ちた幻想シーンに涙してしまいます。
幻想の世界でママと抱擁し、現実の世界になかなか向き合えないジョルジュ
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督は、この作品について
「一見不快なものや当たり前と思えるようなものの中に美しさがある。」
母に会うため施設を飛び出したダウン症の青年と、仕事に明け暮れる毎日を過ごすサラリーマンとの心の交流を描いた感動ドラマ。
八日目 [DVD]/ダイエル・オートゥイユ,パスカル・デュケンヌ
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