新・平家物語(’55)
![日本](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/22279.gif)
原作 : 吉川英治の同名歴史小説
監督 : 溝口健二
溝口監督は、この作品を撮りたくて撮ったのだろうか・・・・
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20120511/10/pyscipks/a7/18/j/o0600029011966628172.jpg?caw=800)
貴族社会が衰退し、代わって武家社会が台頭してきた平安末期。
武士台頭の象徴となった平忠盛(大矢市次郎)は、公卿たちには好まれない。
長男清盛(市川雷蔵)は、忠盛に肩入れをして干されてしまった藤原時信(石黒達也)を訪ね
そこで時信の娘時子(久我美子)と出逢い強く心惹かれる。
そんな折、清盛は自分の本当の父親は白河上皇であると耳にし、忠盛に対し複雑な思いを抱く。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20120511/10/pyscipks/33/90/j/o0448033611966628174.jpg?caw=800)
長回しのカメラワークが、ジャン=リュック・ゴダールをはじめ
ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちに影響を与えたそうですが
そんな流麗なカメラワークよりも、市川雷蔵のゲッジゲジの眉が気になってしょうがなかった。
こち亀かっていうぐらい・・・・強調するにも程があります。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20120511/10/pyscipks/86/9b/j/o0470035311966628173.jpg?caw=800)
そんな中、溝口監督らしさが出ていたのは清盛の母泰子(木暮実千代)の妖艶さでしょうか。
白川上皇に寵愛されながら、他の男に手を出す。
白川上皇に、腹の子は誰の子だ。と問いただされるシーンの
色彩や光加減、木暮実千代の苦悶の表情・・・・
その時代には、おそらくなかったであろう大きく胸元の開いた衣装(笑)
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
武士の生活が厳しかった平安末期。平家の御曹司・清盛は自らの出生の秘密に悩みながら成長していく。
新・平家物語 [DVD]/市川雷蔵,久我美子,林成年
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