恋ごころ（’０１）
監督 ： ジャック・リヴェット
「時は去り、愛は残る・・・・」
パリを舞台にした、幸福感あふれる恋物語です。
こういう軽快なタッチのリヴェット作品の方が好きかも・・・
３年前にパリを去ったカミーユ（ジャンヌ・バリバール）は、イタリア劇団の看板女優として
恋人の座長ウーゴ（セルジオ・カステリット）とともにパリへ戻ってくる。
しかし、３年前に沸かれた恋人ピエール（ジャック・ボナフェ）が
この街にいると思うと落ち着かない。 意を決してピエールに会いに行ったカミーユだったが・・・・
そこから、男女６人の恋がもつれあっていきます。
舞台初日が散々の結果に終わった翌朝
カミーユがホテルの部屋で、元カレに会いに行くかどうか迷っているところで
部屋の中、ぐるぐるまわりながら、ブツブツ独り言つぶやくんです。
「彼に会わなきゃ・・・いけない・・・いけないこと・・・」
「いいえ会うの・・・行く？」
どこからどこまでが舞台劇なの？ と思わせるような
演劇の舞台と現実とが交錯しながらの展開
座長のウーゴが幻の戯曲の草稿を探しに行った図書館で
そこで、女子大生ドミニク（エレーヌ・ドゥ・フジュロール）と出会うわけですが
「ちょっと外へ出る？」 と誘い出し、閉塞感のある図書館から
セーヌ川をバックにした開放感あふれる風景へ・・・・
そしてウーゴは、ドミニクの唇にキスをしようとするものの
鼻の頭にキスをする・・・・いいシーンだぁ～～
原題 "Va Savoir" は、会話などによく使われる
「そのときになってみないと分からない」
といったようなニュアンスの言葉らしいです。
行き当たりばったり感が、とても心地よい(＾ε＾)
そして、ラストの幸せいっぱいの大団円
ドミニクのお母さんが作った “黒い森のケーキ” が彩りを添えています。
DVD特典にはレシピも載ってます。 食べてみたい。女子かっ（笑）
ジャック・リヴェット監督作品子供ごころの、大人の恋。パリを舞台に紡がれる大人６人のちょっとせつなく、とってもキュートな恋模様
恋ごころ [DVD]/ジャンヌ・バリバール,セルジオ・カステリット,ジャック・ボナフェ
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