愛の奴隷 | Untitled




愛の奴隷(’76)ソ連


監督 : ニキータ・ミハルコフ


ミハルコフによる、のほほ~~んとした映像・・・大好きです。

でも結構、残酷だったりする・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

1,918年、ロシア革命騒ぎの真っ只中のサイレント映画時代

南ロシアのロケ地を舞台に 「愛の奴隷」 の撮影隊が織り成す人間模様

看板女優オリガ(エレナ・ソロヴェイ)とカメラマンのポトツキー(ロジオン・ナハペトフ)の

悲恋を通して、時代の嵐に翻弄されながらも新しい愛と人生に目覚めていく・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

時間の流れがゆっくりに感じる南ロシアの田舎の風景

のんびりと映画を撮り続ける映画人たち。

筋を追うというより、こののんびりさ加減に身を任せる心地よさ。

しかし、革命の波がこの田舎にも押し寄せ・・・・

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

『機械仕掛けのピアノのための未完成の戯曲』 『オブローモフの生涯より』 と

ミハルコフ作品の常連、エレナ・ソロヴェイ

この人の唇を噛む仕草が、とても魅力的。

大きな帽子のつばに陽が射しこみ、なんともいえない光加減で彼女の表情を映し出す。

そしてそして、暗闇の中でのドラマチックな展開から

オレンジ色の朝焼けの地平に、彼女が乗った小さな電車が・・・・

じわ~~~ん、とくるラストです。


→ ニキータ・ミハルコフ監督作品



ロシア革命混乱期の黒海沿岸を舞台に、時代に翻弄される映画人たちの姿を描く。
愛の奴隷 [DVD]/エレーナ・ソロベイ

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