カンフー・マスター!(’87)
監督 : アニエス・ヴァルダ
ジャッキー・チェンが出てきそうなタイトルですが、彼は登場せずカンフー映画でもない。
中年女性と25歳年下の少年との禁断の恋を描いた、おフランス映画でございます。
二人の娘を持つ中年女性のマリー(ジェーン・バーキン)
長女ルシー(シャルロット・ゲンズブール)のクラスメイトで
テレビゲーム “カンフー・マスター” に夢中になっている15歳の少年
ジュリアン(マチュー・ドゥミ)に恋心を抱いてしまう。
世に認められないと分かっていながら
マリーの愛は、もはや誰にも止めることが出来なくなってしまい・・・・
なんでわざわざ日本製のテレビゲームを題材にしたのかと思ったら
少年とすぐ近くにいる大人の女性との関係を疎遠にし
こじらせたりもするが、二人の関係の比喩にもなっている。
そのことをは知ってか知らずか、少年はゲームの腕にみがきをかけていく・・・・
と、実は深かかったのですね。 にしても、このタイトルはいかがなものか・・・・
マリー(ジェーン・バーキン)の娘役には実娘のシャルロット・ゲンズブールとリー・ドワイヨン
また15歳の恋人ジュリアンには、ヴァルダとジャック・ドゥミの息子マチュー・ドゥミ
更に、ジェーン・バーキンの実の両親が両親役で出演。その両親の家は、実際の実家と
劇映画なのかプライベート・フィルムなのか、真面目なのか、ふざけてるのか(笑)
ユニークで不思議な映画でした。
アニエス・ヴァルダ監督作品
娘の同級生に心惹かれてしまった母親の恋の行方を描いた、ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブールの母娘共演で贈るラブストーリー。
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