河(’51)
監督 : ジャン・ルノワール
「彼女は河を愛した。河のように人生は流れていき、彼女は大人になった。」
この映画、ロサンゼルスの花屋さんが集まって、ジャン・ルノワールに
花のように綺麗な映画を撮ってもらおうとお金を集めてできた作品なんですって。
ガンジス河が流れるベンガル地方の美しい風景の中
仲良し3人娘ハリエット(パトリシア・ウォルターズ)バレリー(アドリエンヌ・コリー)
メラニー(ラーダ)と、第二次大戦で片足を失った青年将校ジョン(トーマス・ブリーン)
との淡い交流、そして彼らを取り巻く家族たちを描いています。
初のカラー作品となるルノワールは、その舞台にインドを選んだんですね。
カラーで1番美しく撮れるのはインドだからと・・・・
きれいなきれいな色彩映画になってます。
インド特有のエキゾチックさは、もちろんなんですけど
ルノワールが撮ると、たおやかでやさしい映像なんです。
昼下がり、みんなお昼寝してるんです。
それぞれの寝姿を映すんですけど
幼い双子の女の子が足を絡めながら、すやすや寝てるんです。
な~んか、やさしいきもちになるんですよね。。。。
ジャン・ルノワール監督作品
ガンジス河の流域のベンガル地方。ハリエット、バレリー、メラニーの3人娘は、戦争で片足を失った米兵・ジョンに恋をしてしまう。
河 [DVD]/パトリシア・ウォルターズ,アドリエンヌ・コリ
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