ファニーとアレクサンデル | Untitled





ファニーとアレクサンデル(’82)スウェーデンフランス国旗ドイツ国旗


監督は、イングマール・ベルイマン


劇場用(3時間8分)とTV用(5時間11分)があって

今回観たのは、TV用(5時間11分)のオリジナル版

5時間11分が、こんなに短く感じたことはないぐらい堪能しました。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

1,907年のスウェーデンの地方都市ウプラサ

ブルジョア一族エクダール家の人々とその物語を

一家の年少者であるアレクサンデル(バッティル・ギューヴェ)と

その妹ファニー(ペルニッラ・アルヴィーン)の視点から綴っています。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

絢爛豪華なクリスマス・パーティから始まり

一族の長男であり、ファニーとアレクサンデルの父である

オスカル(アラン・エドヴァル)が急死したことにより幸せな一族に変化が

未亡人となったエミリー(エヴァ・フレーリング)は宗教に救いを求め

相談相手だったヴェルゲルス主教(ヤン・マルシュー)と再婚するのだが・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

目を見張るのが、北欧美術の美しさ

建物、家具、装飾品、衣装・・・・

英国やイタリアの貴族映画とは違う美しさを感じました。

雪の街並みの中、火が灯されるのですけど

火って、こんなにも綺麗なオレンジ色だったのか・・・

と思わされるほど、雪景色と相まって華やいで見えました。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

そういった暖かい雰囲気から一転

主教館に移ってからは、寒々しい石造りの建物が舞台となり

物語もダークな展開へ・・・・

“自分が正義” “愛は厳しいもの”

ヴェルゲルス主教は、神の名のもとに新しい家族に対し異常な厳しさを見せる。

特に、反発するアレクサンデルを力で押さえ込もうとする。

「あなたには、おやすみなさいは言いません。」

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

絶望、恐怖を強く感じながらも、ラストは 白とピンクの色が表すとおり

観終わった後は、この映画に出会えて良かった・・・・

と思える素晴らしい作品でした。



アカデミー賞外国語映画賞(他3部門)受賞作

→ アカデミー賞受賞作

→ イングマール・ベルイマン監督作品


1907年のクリスマス・イヴから始まる約2年間のエクダール一家の物語。
その中には、男と女について、芸術について、そして自伝的要素の強い宗教について――など様々な思いが、
ベルイマンならではのタッチで描かれる。
ファニーとアレクサンデル オリジナル版 HDマスター [DVD]/ペルニッラ・アルヴィーン,バッティル・ギューヴェ,グン・ヴォールグレーン

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