ファニーとアレクサンデル(’82)
![スウェーデン](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/53406.gif)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
![ドイツ国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87114.gif)
監督は、イングマール・ベルイマン
劇場用(3時間8分)とTV用(5時間11分)があって
今回観たのは、TV用(5時間11分)のオリジナル版
5時間11分が、こんなに短く感じたことはないぐらい堪能しました。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20111030/19/pyscipks/f1/28/j/o0500028111579872412.jpg?caw=800)
1,907年のスウェーデンの地方都市ウプラサ
ブルジョア一族エクダール家の人々とその物語を
一家の年少者であるアレクサンデル(バッティル・ギューヴェ)と
その妹ファニー(ペルニッラ・アルヴィーン)の視点から綴っています。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20111030/19/pyscipks/06/9b/j/o0700055711579872413.jpg?caw=800)
絢爛豪華なクリスマス・パーティから始まり
一族の長男であり、ファニーとアレクサンデルの父である
オスカル(アラン・エドヴァル)が急死したことにより幸せな一族に変化が
未亡人となったエミリー(エヴァ・フレーリング)は宗教に救いを求め
相談相手だったヴェルゲルス主教(ヤン・マルシュー)と再婚するのだが・・・・
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20111030/19/pyscipks/65/5c/j/o0400029811579872414.jpg?caw=800)
目を見張るのが、北欧美術の美しさ
建物、家具、装飾品、衣装・・・・
英国やイタリアの貴族映画とは違う美しさを感じました。
雪の街並みの中、火が灯されるのですけど
火って、こんなにも綺麗なオレンジ色だったのか・・・
と思わされるほど、雪景色と相まって華やいで見えました。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20111030/19/pyscipks/0a/23/j/o0400026011579872411.jpg?caw=800)
そういった暖かい雰囲気から一転
主教館に移ってからは、寒々しい石造りの建物が舞台となり
物語もダークな展開へ・・・・
“自分が正義” “愛は厳しいもの”
ヴェルゲルス主教は、神の名のもとに新しい家族に対し異常な厳しさを見せる。
特に、反発するアレクサンデルを力で押さえ込もうとする。
「あなたには、おやすみなさいは言いません。」
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20111030/19/pyscipks/02/d2/j/o0375026411579880860.jpg?caw=800)
絶望、恐怖を強く感じながらも、ラストは 白とピンクの色が表すとおり
観終わった後は、この映画に出会えて良かった・・・・
と思える素晴らしい作品でした。
アカデミー賞外国語映画賞(他3部門)受賞作
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
1907年のクリスマス・イヴから始まる約2年間のエクダール一家の物語。
その中には、男と女について、芸術について、そして自伝的要素の強い宗教について――など様々な思いが、
ベルイマンならではのタッチで描かれる。
ファニーとアレクサンデル オリジナル版 HDマスター [DVD]/ペルニッラ・アルヴィーン,バッティル・ギューヴェ,グン・ヴォールグレーン
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