赤い砂漠 | Untitled





赤い砂漠(’64)イタリア国旗フランス国旗


監督は、ミケランジェロ・アントニオーニ


モニカ・ヴィッティの美しさに、うっとり~

もう、彼女の画しか載せません(笑)

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

イタリアの無機質な工業都市を舞台に

交通事故で受けた精神的ショックから立ち直れない

モニカ・ヴィッティの不安や孤独を

アントニオーニお得意の虚無感たっぷりに描いています。

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

アントニオーニ監督にとって初のカラー映画なのですが

映画全体が灰色がかっている。

そして時折、はっとさせるような色彩が入り込んだり

モニカ・ヴィッティ自身の心の闇を表しているかのよう。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

「何をやっても満たされないの・・・・」

「人間は多かれ少なかれ病んでいる・・・・」

彼女が劇中、病んでいるのは離人症という病気だそうで。

目の前の現実が自分とは直接関係ないことのように思え

周囲の出来事に対して無感動で無関心な状態になってしまうことだそうです。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

そういった世界観をアントニオーニが陰鬱に映像化していて

観ている方が気が滅入っていまうほどです。

そして、モニカ・ヴィッティがとにかくやる気ない(笑)

「いつも疲れてるの・・・・・」

その気だるさ感が美しいんです。



ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作

→ ベネチア国際映画祭受賞作

→ ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品



「現代人の孤独」「愛の不毛」を表現し続けてきたアントニオーニが
初のカラー映像を駆使し、空虚な世界観を冬の色彩の中に描き出す。
赤い砂漠【デジタル・リマスター版】 [DVD]/モニカ・ヴィッティ,リチャード・ハリス

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