西鶴一代女(’52)
![日本](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/22279.gif)
原作は、井原西鶴の 「好色一代男」
監督は、溝口健二
溝口作品には、いくつもの傑作がありますが
これは、そのひとつですね。すごい映画だ。
田中絹代が13歳の少女から50歳を過ぎた娼婦までの
“女の一生” を見事に演じぬいています
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110730/15/pyscipks/96/4e/j/o0450033711383139266.jpg?caw=800)
老醜を厚化粧に隠した街娼、お春(田中絹代)が
お寺で仏像を眺めているうちに、その仏像のひとつひとつが
かつて自分と関係のあった男の顔に見えてくる。
こうしてお春は、男性遍歴の一生を回想する。
ここで、パッと少女時代に場面が変わり
お春がどのように堕ちていったか語られます。
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110730/15/pyscipks/78/83/j/o0513038411383145361.jpg?caw=800)
京の御所に勤めていたお春は、身分の違う男、三船敏郎と恋に落ち
不義密通の罪で両親ともども追放されてしまう。
ここから彼女の不幸が始まる。
踊り子、側室、島原の娼婦、商家の女中、物乞いと
男から男へと運命に流されるままに生き、さまよい続けます。
「世の中なにやっても、おんなじや」
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110730/15/pyscipks/4a/ce/j/o0343028111383139265.jpg?caw=800)
不義密通の罪で父親に罵倒されるお春
この見下すようなカメラ
この時代の封建社会を良く表しているかのようなシーン
この父親は、可愛い娘を売ってしまうんですからね。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110730/15/pyscipks/fe/e7/j/o0330023911383139267.jpg?caw=800)
流麗なカメラワーク
溝口監督の得意とする独特の長回し
悲劇的で、醜さも併せ持った映像なのに
とにかく美しい・・・・
そういえば、画像探ししていた時に
“西鶴一代女” ではあまりヒットしなくて
英題の “The Life Of Oharu” では、数多くヒットされたんです。
いかに国内より海外での評価が高いかを感じさせます。
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
若くて美しい娘お春(田中絹代)が、転落していく様を描いており、幸せになりかけては、破綻する人生を異常なくらい執拗に鮮明に描ききった傑作
西鶴一代女 [DVD] COS-050/田中絹代,山根寿子,三船敏郎
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