汚れた血(’86)
監督は、レオス・カラックス
これは、ちょっと難しかったですね・・・・
SF系フィルム・ノワール? といったとこでしょうか・・・・
21世紀の足音が聞こえるパリ
愛のないセックスによって感染する病が蔓延している。
どこか別の場所での人生をと願うアレックス(ドニ・ラヴァン)は
亡き父の友人マルク(ミシェル・ピコリ)と美少女アンナ(ジュリエット・ビノシュ)
の犯罪の誘いに乗ってしまう。
難しいながらもカラックスの描く、虚無感・孤独感はそれなりに伝わってきました。
赤・青・白のトリコロールの綺麗な色彩に、どす黒さが加わり
異様だけれどもスタイリッシュな映像
デヴィッド・ボウイの "Modern Love" にのせて
アレックスが街を疾走するシーン
真横から長回しで、ひたすら痛々しい疾走感を映し出しています。
ジュリエット・ビノシュの、まだあどけない可愛らしさも良かったのですが
妖精のような美しさを見せていたジュリー・デルピー
『トリコロール/白の愛』 の人ですよね。
カラックス監督とは、かなりの不仲だったらしいですけど・・・・
愛のないSEXによって感染する奇病“STBO”が蔓延する近未来のパリ。天涯孤独の少年・アレックスは、中年男・マルクと美少女・アンナに誘われ犯罪に手を染める。
汚れた血 [DVD]/ドニ・ラヴァン,ジュリエット・ビノシュ,ミシェル・ピコリ
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