ダメージ(’92)
原作は、ジョゼフィン・ハートの小説
監督は、ルイ・マル
「あなたと会えるから彼と結婚するのよ」
息子の恋人ジュリエット・ビノシュと激しい恋に落ちて
破滅していく政治家ジェレミー・アイアンズを切なくも哀しく描いています。
ジュリエット・ビノシュのファム・ファタール・・・・
彼女のことは大好きですけど、この役は合わないのではないか・・・・
と思いながら観ていたのですが・・・・
※ファム・ファタール = 男にとっての「運命の女」 また、男を破滅させる魔性の女のこと
ジェレミー・アイアンズは、好き嫌いハッキリ分かれる俳優だと思うのですが
狂おしく惨めなまでの男を、素でやってるんじゃないの?
と思うぐらい(笑)演じてて良かったと思いますよ。
息子とジュリエット・ビノシュのお泊りデートにまで追いかけてしまう。
向いのホテルから2人を眺めるというひたむきさ(笑)
ジェレミー・アイアンズとジュリエット・ビノシュは、激しくも哀しく愛をまさぐる。
この画は決して いないないばあ~ をやっているわけではなくって。
ジェレミー・アイアンズがラブ・シーンで激しく燃え過ぎてしまい
ジュリエット・ビノシュが怒って出て行ってしまったという話も伝わったとか
なんか、嘘っぽい気もしますけど
ジュリエット・ビノシュに、この役は合わないのではないか・・・・
の続きですが
終盤のジェレミー・アイアンズが真っ裸で階段を、だだだだだっ! と降りた後
ジュリエット・ビノシュが能面のような顔で、しれっと去っていくところは良かったですね。
うなってしまいました。
あの1シーンだけでも、この役やって良かったと思います。
ルイ・マル監督作品
英国下院議員・フレミングはフランス大使館で催された式典で息子の恋人・アンナに出会う。運命的に惹かれ合い情事に溺れるふたり。次第にフレミングは絶望と破滅の人生へと転がり落ちていく。
ダメージ [DVD]/ジェレミー・アイアンズ,ジュリエット・ビノシュ,ミランダ・リチャードソン
¥3,990
Amazon.co.jp