L.A.コンフィデンシャル | Untitled




L.A.コンフィデンシャル(’97)アメリカ


原作は、ジェイムズ・エルロイの 『L.A.四部作』 の第3部である小説

監督は、カーティス・ハンソン


この作品、VHS で持っていたのですが、引越の時に捨ててしまって・・・・

以来、レンタルでも見かけなくて、買う以外ないのか、と思っていたら・・・・

某レンタル・ショップで「発掘良品」ということで沢山並んでいるでは、ありませんか!

なんでも 「面白くなかったら返金します」 ですって。

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

スピーディーかつ次が読めない展開、一癖も二癖もある男達、そして謎の女・・・

様々な伏線が複雑に絡みあい、それが、どう結びついていくのか

'50年代のL.A.を舞台に重厚に描かれた人間ドラマです。

この'50年代のL.A. 街並み、車、ファッションも作品に厚みを持たせてます。

私は原作は読んでいないのですが、映画も原作に負けない完成度との声が多いです。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

出世の為なら仲間も売る。

伝説的な刑事の父を持つ、エリート刑事のガイ・ピアーズ

神経質そうな顔つきに、イラッとするぐらい。

『プリシラ』 も良かったが、こちらもなかなかの屈折感を出してます。

父親を殺害した犯人を「ロロ・トマシ」と呼んでおり、これが事件を解くキーワードに

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

刑事ドラマのテクニカル・アドバイザーを務め、

記者と組み、逮捕劇をスクープさせ裏金を稼ぐケヴィン・スペーシー

警察署内で容疑者に暴行した「血のクリスマス」事件の尋問の時、

証言しないとアドバイザーを降す、と脅されたときの固まった表情

さすがケヴィン・スペーシーです。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

荒くれ刑事ラッセル・クロウ

椅子を握力で壊してしまったり、ガイ・ピアーズを吹っ飛ばしたり

トイレで鼻毛を切っている検事の頭を便器に突っ込んだり

でも、キム・ベイシンガーとの会話で

「また、会いたい」

「デートの誘いなら・・・・」

「もういい、勘違いした」


ちょっと好きですね。勘違いって言うところが

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

売春組織「白ユリの館」の娼婦、キム・ベイシンガー

男臭い中で、一際、妖しい輝きを見せていました。

『ナインハーフ』 よりも、こっちの方が好きですね。


他にも、警察署の上司ジェームズ・クロムウェル、

ゴシップ誌の記者ダニー・デビートが狂言回し的な役割をしていたり

たいがい誰かが良くて、誰かが、かすんで見えた。と思ってしまうのですが

今作は、そういうのがなく、出演陣みな個性的で存在感たっぷりに見せてくれた。


で、この作品レンタルするときに「面白くなかったら返金します」と店員に言われ

アンケート用紙をもらったのですが

「あ、これ面白いですから」

と、答えたら、店員が「@#&%・・・」となってしまった。

こういう返答は、マニュアルの中になかったようです。 




L.A.で発生した大量虐殺事件から浮かび上がる消えた麻薬の謎やギャングたちの企み、絡み合う事件の中で真実が明らかになるサスペンスアクション
L.A.コンフィデンシャル [DVD]/ジェリー・ゴールドスミス,ラッセル・クロウ,アーノン・ミルチャン

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