アパートの鍵貸します（’６０）
監督は、ビリー・ワイルダー
何度、観てもいい映画です。
タイトルがいいですよね。
原題は 『The Apartment』
うまい邦題つけたもんです。
ニューヨークの保険会社に勤めるしがない平社員のジャック・レモンは、出世のために自分のアパートを
上司の不倫の場として貸し出すことに。だが、人事部長が連れてきた女性は・・・・・
ジャック・レモンの、とぼけた味わいとサラリーマンの悲哀をうまく表していて
シャーリー・マクレーンは、とてもキュート、しゃべり方も愛くるしい
この2人、最後の最後までファーストネームで呼び合わないんですよね。
その距離感が、なんかいいんですよね。
この2人にビリー・ワイルダーの小気味良いテンポが融合して、素敵な作品になりました。
小道具の使い方も、とても上手
割れた手鏡を見て、ジャック・レモンが全てを悟ってしまうところとか
そして映画史に残る名シーン、迷シーン？
パスタをテニスラケットでお湯を切る。
で、バックハンドで皿に盛るんですよね（笑）
ナイスショット！！
そして、何日か過ぎてラケットを手に取ると、1本だけかっぴかぴになったパスタが残ってたんですよね。
その1本のパスタが哀しいこと・・・・・
パスタをこれだけ使って見せられると、イタリア人もさぞかし悔しいことでしょう。
こういうラストは、どちらかというと嫌いなんですけど、この作品のラストシーンは大好きです。
なんでなんでしょう？
何度も観ているのに、ラストで、また泣けてきましたもん。
シャーリー・マクレーンのあの笑顔見せられたらねぇ
ハリウッド嫌いの私が大好きなハリウッド映画でした。
アカデミー賞作品賞・監督賞他4部門受賞作
アカデミー賞受賞作独身で保険会社の平社員バドは、出世の糸口として上司の逢い引きに、自分のアパートの部屋を提供することを思いつく。
アパートの鍵貸します [DVD]/ジャック・レモン,シャーリー・マクレーン,フレッド・マクマレイ
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