ノー・マンズ・ランド(’01)
![ニコニコボスニア・ヘルツェゴビナ](https://emoji.ameba.jp/img/user/mo/moimy-blog/1432461.gif)
![スロベニア](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/sola-co/1896753.gif)
![イタリア国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87107.gif)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
![イギリス](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/23087.gif)
![ベルギー](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/53417.gif)
監督は、ダニス・タノヴィッチ
私、こういう戦争を、おちょくっているというか、小バカにしている映画って大好きです。
不謹慎のように聞こえるかもしれませんが、それだけ戦争というものは、無意味でくだらないもの。
どっかの戦争映画は、強引に家族愛なんか引っ張り出してきて、終いには 「アメ○カ万歳!」
あそこは病んでます。
はい、毒を吐いたところで、この映画は、ボスニア紛争最中のお話です。
敵対するセルビア軍、ボスニア軍双方の前線に挟まれた停戦ラインの無人地帯(ノー・マンズ・ランド)に、
セルビア兵2人、ボスニア兵1人が入り込んで取り残されるんです。
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-vergvvw](https://stat.ameba.jp/user_images/20101106/16/pyscipks/3e/4e/j/o0320020710843560923.jpg?caw=800)
うち、セルビア兵1人は、横たわって背の下に地雷が仕掛けられていて、動くと爆発してしまうという状況
残りの2人は敵同士ですから、2人の間はバチバチいってる。
外に出れば、両軍から攻撃を受けてしまうので、しょうがないから軍服脱いで白旗を振るという情け無いことに。
両軍とも場所が場所なだけに何も出来なくて、双方とも国連に助けを求めるんです。
国連に連絡が入ってこれで解決か、と思ったら、
「中立的立場なので手は出せません」
で、その国連の上官に何故か 『ミニスカ秘書』 がついているんですよね。
安いB級映画かっ(笑) 国連をも小バカにする、この映画はなかなかやります。
そして、スクープを狙うマスコミが、たかってくるんですよ。
「地雷の兵士の表情撮れないか」
みんな自分の都合でしか動かない。
でも、こういう状況って戦争に限らず、普段の人間生活の中にもありそうな話
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-gfvsdf](https://stat.ameba.jp/user_images/20101106/21/pyscipks/65/c7/j/o0470029210844183307.jpg?caw=800)
で、『ノー・マンズ・ランド』 にいる、敵対する兵士たちが少し心を通わせたりするんです。
セルビア兵の元カノが、ボスニア兵の同窓生だということが判明して、マジか! みたいな。
セルビア兵が地雷の上の同僚に 「おい、俺の元カノ知ってるってよ」
地雷の上の同僚は 「知らんがな」 みたいなこと言って
笑っちゃいけないんでしょうけど、大笑いしてしまった。
でも、ふと冷静に考えてみると、そのセルビア兵が元カノと別れずに結婚したとして、
披露宴には、新婦友人としてボスニア兵も招待されたかもしれない。
余興で、木村カエラの歌とか歌ってたかもしれない。
なのに今、殺さんばかりの状況。
大笑いから一転、なんか切なくなってきました。
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-vdfwfawfw](https://stat.ameba.jp/user_images/20101106/22/pyscipks/f7/e1/j/o0496033110844211138.jpg?caw=800)
いくら共通の知人がいたとしても、敵は敵なんですね。
銃撃して、包帯を投げつけるという、訳の分からない状況に・・・・
くるな、とは思ってたんですけど、地雷の上のセルビア兵が、したいと・・・
「そのまましろ」
「いや、大のほうだ」
ずっと我慢するんですよね。
ホント申し訳ないんですけど、笑わずにはいられなかった。
ユーモアたっぷりに描いていますけど、実は凄い残酷な話
最後も 「○○○万歳」になんてなりません。
人間ってホント勝手です。
アカデミー賞外国語映画賞受賞作
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
ボスニアとセルビアの中間地帯“ノー・マンズ・ランド”を舞台に、1993年のボスニア紛争をベースに、戦争や報道するマスコミの愚かさをユーモアたっぷりに描く
ノー・マンズ・ランド [DVD]/ブランコ・ジュリッチ,レネ・ビトラヤツ
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