男性・女性 | Untitled


男性・女性(’66)フランス国旗スウェーデン国旗


監督は、ジャン=リュック・ゴダール

そして、このブログですっかり常連になった、ジャン=ピエール・レオが、ゴダール作品では初主演

'60年代半ば、すべてが激動を始めていた時代の中で、パリの若者たちが何を感じ、何を考えているのか

その思想や行動を、ドキュメンタリー・タッチで、15のエピソードによって描かれています。

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-男性

なんですが、う~ん・・・・・・・

よくわからない・・・・・・

女性と会話する時、インタビュー形式になっていて、女性ばっかり映していたりするのですが

「社会主義についてどう思う?」

「よく、わからないから、答えようがないわ」

私も、この映画がよくわからないから、答えようがないわ(笑)

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-vdwfawr

章間にタイトルがインサートされるんですけど

「この映画に別のタイトルをつけるなら 『マルクスとコカコーラの子どもたち』 わかる人にはわかる。」

よくわからないから、答えようがないわ(笑)

解説によると、『マルクス』 とは、共産主義に傾倒するジャン=ピエール・レオのこと

『コカコーラ』 とは、アイドル歌手のシャンタル・ゴヤ(1番上の画像右)のこと

そうですか・・・・・・

解説読んでも、ピンとこない・・・・・・

以前、ゴダール作品を紹介したときに、


ゴダール映画に対するスタンスは大きく次の3つに分けられる。

① わかる

② わからない

③ わかったふり


今回ばかりは、③の、わかったふり、すらできないです(-。-;)

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-vfawgr

こうなってしまったら、ところどころの面白い部分を探すしかない。

ぶっつけ本番で撮影していたようで、ジャン=ピエール・レオが煙草を吸うとき必ず、手元から飛ばして

口でキャッチしようとするのですが、なかなか成功しない。

終いには普通にくわえて吸ってました(笑) 

そういう演技なのか、素なのか、というところの表情を見るのは面白いかも。


あと、『お尻』 の言い方について言い争うシーンがあるんですけど

『ケツ』 『腿割れ』 『スペードのエース』

ここは、ちょっと面白かったです。



こんな感じでしょうか・・・・

よくわからないから、答えようがないわ。と言っておきながら、ここまでひっぱりました(笑)

やや劣勢を強いられた映画でした。

でも、これからもゴダール作品を追い続けたい。

こういう作品を見せられても、そう思わすのはゴダールの不思議な魅力です。



ジャン=リュック・ゴダール監督作品
10ミニッツ・オールダー GREEN(’02)

愛すべき女・女たち(’67)

アルファヴィル(’65)

気狂いピエロ(’65)

女は女である(’61)

小さな兵隊(’60)

勝手にしやがれ(’59)


※参考 Wikipedia 


60年代後半フランスの若者たちの“15の明白な事実。若者の恋愛、セックス、政治を奔放に語る、ゴダールによる青春白書
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