昭和の時代をこよなく愛する方なら、一度は見たことがあるクルマ。
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 昭和51年から54年までの間に生産されていた、2サイクル リアエンジンの軽乗用車、スズキ フロンテ7S。  当時軽自動車の規格が大幅に変更となった上に、排気ガス規制が厳しくなった時代でメーカーも大変な時期だった。


 この車をうちの庭先でサビ取りすることのなったのは去年の11月初旬だった。


 知人が乗っている車で、旧車の本にはよく登場するので全国的にその存在は知られているが、人気車種ではない分、現存数は極端に少ない。  スペアパーツの持ち合わせも一切ないので、今あるものを直すか、ないものは作るしかない作業が始まる。


 預かった時の状態は
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全身ガサガサ塗装、サビ腐りで鉄板貫通。  雨漏りも激しい上に、ワイヤーで釣り上げられたためにルーフは波をうって歪んでいる。  頭上からの落下物でヘコんだルーフやボンネットに加え、フェンダーやドアなど、衝突痕がない場所はないくらい。


 この物体が、一般家庭の庭先で、どこまできれいになるのだろう。