民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏と元秘書3人は東京地検特捜部の再聴取要請に早々と応じることを決めた。15日の小沢氏に続き、元秘書らも順次聴取を受ける。早期応諾の背景には、「起訴相当」と議決した検察審査会に、自らの「潔白」を元秘書らと積極的にアピールしたいとの思惑も見える。小沢氏と元秘書との「共謀が成立する」と判断した議決に対し、小沢氏らは改めて自らの主張を述べられる機会ととらえているようだ。

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 ■要請4日目、早々と実現 検審に潔白アピール

 小沢氏は過去2回聴取を受けているが、今回の対応は早かった。特捜部から小沢氏の弁護人に再聴取の要請があったのは12日。翌13日、小沢氏は広島市で「国民にしっかり話をすることによって理解と支持を獲得することができる」と衆院政治倫理審査会に出席する意向を示すと、14日には弁護人を通じ聴取に応じる回答をしていた。

 「起訴相当」の議決をした検審は「小沢氏の供述は不合理で信用できない」と断じた。小沢氏は速やかに特捜部の聴取に応じたうえで、改めて自らの「潔白」を強調し、検審にアピールしたい思惑があったとみられる。実際、聴取後のコメントで「検審の結論を受け、より分かり易(やす)く、丁寧に話させていただこうとの思い」と説明した。

 また、18日から中国・山陰地方に遊説する予定が入っていた小沢氏側の事情が、「日程調整ができた最も早い日に行いたい」(検察幹部)という検察側の意向と一致したことも、要請からわずか4日目の聴取につながったようだ。

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 「なんであれが直接証拠になるのか」

 検審は小沢氏の共謀を認定できる「直接証拠」として、衆院議員の石川知裕被告らの「政治資金収支報告書を提出する前に、小沢氏に報告、相談した」との供述を挙げた。これに対し、石川被告は周囲にこう疑問を示したという。

 再聴取ではこの疑問と同様に、小沢氏に有利な供述をする可能性がある。

 一方、石川被告は4月、産経新聞の取材に「水谷建設と会ったことなんかないって言っているだろう」と語気を強めた。

 関係者によると、水谷建設元幹部らは特捜部に、国発注の胆沢(いさわ)ダム工事受注の謝礼として石川被告に5千万円を渡したと供述。特捜部はこの裏献金が問題の土地代金の原資の一部になったとみて、水谷元幹部らの聴取を続けていたため、石川被告は神経をとがらせていたという。

 石川被告は「再聴取に応じれば『十分に説明してきた』と地元で報告できる」と考えているようだ。再聴取で触れられない部分は上申書で追加説明することも検討しているという。

 元私設秘書の池田光智被告も週明けに聴取に応じる。

 元公設第1秘書の大久保隆規被告は、弁護側と検察側の間で確執が生じ、調整が遅れ気味だったが、18日にも聴取に応じる意向。確執の原因は、検察側が昨年3月の西松建設事件の起訴内容に今回の事件を加えた訴因変更請求。弁護側は「長い時間をかけ、公判前整理手続きを終えたのに、検察は後出しで付け加えた」と反発。弁護側が異議申し立てをしたため公判が中断している。

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