朝から気分がいい!今日は楽しい日になるかも!なんて思っていたけど、夜が近づけば近づくほど、なんて自分は価値のない人間なんだろうと、頭の中でぼそぼそ呟いてしまう。


この時間が憂鬱なので、少しでも気を紛らわそうと長風呂をするのだけれど、これがさらに鬱々とした時間を倍増させる。



結婚、出産、育児をしていようと、人間の根本は変わらない。はたから見れば、私は幸せな人間に見えるのかもしれないけど、孤独感が消えることはないしどこか自分に起きていることも他人事に感じてしまう。

ばかみたいな話だけど、偽物の母親に感じてしまうのだ。



音楽のことを考えていると、気づくと底の底の底にいる。目指すところが遠すぎて、もがけばもがくほど海の底に沈められていく気分だ。

こんなふうに、苦しんでいったら、ピアノと歌ともっと近い距離になれるだろうか?

もっと、音楽と親密な関係になりたい。私の血と肉が音楽でできているくらい、密度を高くしたい。


そうすれば、偽物の母親から、親戚くらいの距離にはなれそうだ。

新しい曲がもっといいものになるように、祈りながら眠る。💤